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バケツ稲観察記録

本校は入間郡毛呂山町にある特別支援学校で、小学部、中学部、高等部からなり、主に知的障害のある児童・生徒が在籍しています。
場所は越生線武州長瀬駅から徒歩25分ほどのところにあり、周囲の景色は田畑が広がり自然がいっぱいの環境の中にあります。
通学地域は近隣市町も含み、毛呂山町、坂戸市、鶴ヶ島市、越生町、鳩山町を中心に通学エリアとなっており、電車やバスを使って登校する生徒、スクールバスを利用して登校する児童・生徒と様々です。
今回、「バケツ稲づくり」を行うのは高等部2年生の学習グループの一つで、7名の生徒が取り組むことになりました。
「バケツ稲づくり」を行う生徒たちは、現在米を収穫して、ご飯として食べる日を楽しみにして、毎日水遣りをして育てているところです。

 

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『バケツ稲観察記録』
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埼玉県立毛呂山特別支援学校高等部

米作り報告会

2020年03月04日 | 晴れ | 気温℃

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活動の工夫・対策

ようやく精米もおわり予定では、とれた米を使って肉巻きおにぎりを作る計画を立てる。とれた米の量も少なく、やはり時間の関係もあり、精米が完ぺきではなかった(多少黒みがかっている)ことも幸いに、市販の白米を混ぜて、自分達の作った米との違いを際立たして調理しようと計画をする。しかし、脱穀、もみすり、精米と3学期いっぱいかけて行う予定が、コロナという感染病のため計画を中止にせざるを得なくなってしまった。

 観察の様子(コメント)

2か月前には全く予期していなかった、コロナという病気感染の為、出来上がったら調理して食べるという最後のまとめができずに終わってしまった。まったく生徒たちにとっても残念なことになってしまった。病気という自然災害なので仕方ないが、もうすこし、早く精米まで行って、試食会を行っておけばと後悔の念が残った。またこの日は最終日ということで、わざわざ農協の方にもお見えいただき、本来こちらが種などを準備していただきお礼をいわなければいけないのが、逆にバケツ稲作りに関して感謝の言葉をいただきありがたかった。

もみすり・精米開始

2020年02月05日 | 晴れ | 気温℃

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活動の工夫・対策

2学期中期からみんなで取り組んでいた漢検もようやく終わり、脱穀を経てできたもみ殻の、もみすりと精米をする。この日は2回目だが、まだ脱穀もすべて終わっておらず、脱穀とのトリプル並行となる。もみすりと精米は米を割らないように気を付けて行ったが、気持ちが入ると割ってしまうことも多く、気を付けて行うようにした。もみすりはすり鉢にもみ殻を入れ、ソフトボールの小さめのものを使ってこすっていき、玄米にしていった。精米は酒瓶に玄米を入れて、棒でついていった。少ない人数で3つに分かれて仕事をおこなったので、色々な作業があり、飽きることなく、集中して仕事が行えるようになった。

観察の様子(コメント)

もみすりは、はじめボールではなく、すりばちにすりこぎ棒でおこなったが、やはり強すぎて割れやすくなるため、ソフトボールのボールに換えて行った。またボールにくらべて、鉢に接する面積も小さく、たくさんのもみ殻を同時に処理できないので、能率もよくなかった。精米は酒瓶なので長い棒で突くことになり、やりづらかった。(後日ジュースの瓶(小)で行い、やりやすく行えた)

 

脱穀開始

2019年12月18日 | 晴れ | 気温℃

  • なし
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

活動の工夫・対策

現場実習も終わり、前の週より脱穀を開始した。この日は既に2回目の脱穀だが、実は1月中旬には漢字検定テストを控える生徒も半数以上おり、その練習の合間を利用しての脱穀作業となった。まずは保存してあった稲から籾殻をはずす作業(脱穀)からスタート。そして籾殻だけになったらすり鉢で籾殻の殻をとり玄米にするが(脱稃)、予想していた通りなかなか進まず、時間も限られていることもあり、授業の調整を行いつつ、2月頃までには全部やり終えられればと思う。なお、仕事を分担制にしたいが、人数不足とすり漕ぎに時間をとられすぎて、行えていない。

観察の様子(コメント)

稲の数が少ないので、脱穀は何回か行えば終わるものと思っていたが、作業の大変さはもちろん、行える授業時間の少なさ、人数の少なさもあって、なかなか難しい。仕事は生徒によって楽しい、同じことの繰り返しで飽きてくるの両極端に分かれた脱穀作業だが、漢検の合間にみんな根気強くがんばっていた。

乾燥させた稲の取り込み作業

2019年10月04日 | 晴れ | 気温℃

  • なし
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

前にもお伝えしたとおり、ゆずの木祭りが来週に迫り、その一週間後からは現場実習も始まるので、もう少し稲を乾燥させたかったが、取り込み作業を行った。繰り返すが台風19号の襲来を考えると、本当によかった。稲はなるべく場所をとらずに保存しやすいように籾殻が付いていない稲、または籾殻がついていなくても明らかに中にお米が入っていない未成熟の稲はその場で廃棄することにして、籾殻の付いたままの稲や落ちてしまった籾殻を大きな袋に入れて保存することにした。今回も仕事は基本分担制で行った。なおこのあと現場実習が11月いっぱいかかるので、脱穀から先は12月以降に行うことにした。

観察の様子(コメント)

稲の数が少ないので生徒たちは一粒一粒を大事に扱うようになっていった。作業中に落ちた籾殻はその場で、及び最後はみんなで拾って集めた。今回の経験で米の大切さが身に付いたようだった。

稲刈り そして 乾燥

2019年09月27日 | 晴れ | 気温℃

  • なし
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : あり

活動の工夫・対策

カラス対策、そして10月はゆずの木まつり(文化祭)もあり、授業を行えないので、天候もよいので、この日の授業で収穫を行うことにしました。結果的にこのあとくる、台風19号の影響をさけることができました。手順として、稲を鎌またははさみで刈り取り、広く明るいところにもって行き、それを束にする。束になった稲は右上の写真のように手すりを挟むように干す。仕事は基本分担制で担当を決めて行った。

観察の様子(コメント)

鎌で刈ろうと準備していたが、はさみでも十分切ることができた。取れる米の量が少ないので、落ちてしまった一粒一粒の籾殻も大事に拾って集めることにした。これでどれだけの米(ごはん)になるのだろうかと、みんなで話ながら手を動かし作業を進めた。

中干し終了後、カラスに襲われる

2019年09月20日 | 曇り | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

活動の工夫・対策

中ぼしも無事に終わり、稲の生長も進み、収穫を待つばかりとなってきました。一部の苗を除く立派な稲を見ていると、すごいな~と思うとともに、もっとバケツの数がたくさんあったらなあ~と思う気持ちになりました。ところがよく見ると周囲の地面に籾殻が・・・。どうやら学校の周りにたくさんいるカラスの影響のようでした。カラスは前もって警戒していましたが、やはり籾殻の生長をカラスも待っていたようでした。一応すずらんテープを張ったりしましたが、これは食べられてしまう前に収穫時期を早める必要がありそうです。

観察の様子(コメント)

バケツの大きさによって米の生長が違っていた。今思えば、底が浅い小さいバケツでは、大きいバケツに対して、分けつもすすんでいなかった感じでした。バケツは大きいほうがよいと感じました。ただ底があまり深くないセメント箱(プラ舟)の苗は大きく生長しているので、深さよりも土の量(体積)によって生長が変わるのかも知れないと考えました。

間引きしてから2週間後の観察

2019年07月17日 | 曇り | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

活動の工夫・対策

間引き後も、分げつがすすみ、稲の生長が進み、分げつがすすむ。 稲の生長を促進するために中ぼしを行う時期に来ており、近いうちに行う予定である。 今後はよく育った生育を抑え、茎数のさらなる増加を防ぎ、また、土の中に酸素を供給し、還元状態で生成される有害成分を除去し根を活性化させるために中ぼしを行う予定である。 ※中ぼし・・・中ぼしとは夏の暑い盛りに田んぼの水を抜いてひびが入るまで乾かすこと。 ※分げつ・・・イネ科などの植物の根元付近から新芽が伸びて株分かれすること

観察の様子(コメント)

天候が雨天であることが幸いし、たくさんの水を吸収し、稲の生長が日に日にすすみ、大きくなってきた。分げつもさらにすすんでいる。

間引き後の観察

2019年07月03日 | 曇り | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

活動の工夫・対策

中干しまでは特に対策はなし。苗の生長を見守る。

観察の様子(コメント)

間引きをして、そのときに肥料を少し加えたためか、生長が早くなったようだった。 間引きをしたときは少し苗と苗の間隔があいたが、すぐに生い茂る格好となり、再び苗と苗の間の土が見えなくなった。 それほどいっぱいに伸びてきた。 苗の長さは約50cm~80cm。

間引きしてみよう

2019年06月28日 | 曇り | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

活動の工夫・対策

プラ舟の場合はなるべく線になるように苗を残すようにした。 バケツは4方の4地点を残すようにしたが、狭さはどうしてもしかたがなかった。

観察の様子(コメント)

最終的に米をたくさん作りたいために、間引きは必要最小限で行った。 よって間引きはしたものの密集度は高かった。

バケツに植えてからの観察

2019年06月20日 | 曇り | 気温℃

  • 水道水
  • 肥料 : なし
  • 日当たり : なし

活動の工夫・対策

ある程度生育したので、水遣りを行い、土を乾燥させなければ、相違工夫はしばらくの間は必要がないものと思う。 水がなくならないようにすることは絶対に気をつけなければならない。

観察の様子(コメント)

生徒たちも毎回観察日記を記入しているが、今までは、あまり成長が見られずに、スケッチを含めて書く内容に苦労していたが、 苗の長さがどんどん大きくなるので、日記に生長の記録を書くのが書きやすくなってきた。