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広報WEB版

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地域の農家さん紹介

地域農業の活性化に貢献 収穫の喜びを伝えていきたい
毎日コツコツ、丁寧に…
越生町 成瀬 池田 吉男 さん

トマトの芽かき作業。今年も順調に生育しています。

――就農してから現在の状況を教えてください。

現在、およそ3ヘクタールの栽培面積で水稲のほか、ブロッコリーやサトイモ、トマトなど約10品目を露地で栽培しています。JA越生農産物直売所毛呂山農産物直売所などに出荷するとともに、JAを通じて市場にも出荷しています。
私は定年退職後、本格的に農業を始めました。就農当時は「北部農業塾」で基礎知識を学んだほか、地域の方にも助けてもらいながら、翌年には農産物直売所に出荷できるまでになりました。周りに相談できる人がいることは、とてもありがたいことです。今後も、地域の方との繋がりは大切にしていきたいと思います。

ジャガイモの生育状況を確認。今後は、ビワも栽培していきたいと意気込んでいます。

――今後の農業についてどう考えていますか。

農業者の高齢化や後継者不足などの問題を抱える昨今、私は水田を活用してブロッコリーやジャガイモを栽培するなど遊休農地の解消にも取り組み、耕作依頼にも対応しています。今年からは、町からの依頼で新規就農者の指導も担っています。地域農業が少しでも活性化されるとうれしいです。
農作物を栽培することは苦労の連続ですが、新規就農者はもちろん、若い農業者の方にも「収穫できる喜び」など農業の楽しさをぜひ味わってほしいです。そのためにも引き続き、「コツコツと、丁寧に…」と自分に言い聞かせながら、元気で農業を続けていけるよう暑さに負けず頑張っていきます。