コンバインの清掃は、トラブルが起こらないようこまめに行います。

――就農当時から現在までの状況を教えてください。

現在、およそ5ヘクタールの面積で「彩のきずな」「彩のかがやき」「ミルキークイーン」を中心に栽培しています。収穫した米は、主にＪＡカントリーエレベーターに出荷するほか、庭先で直売所を開いて販売しています。
私は一般企業に就職したものの、父が農業をしている姿に憧れて、14年前に就農しました。就農当時は、水の管理や肥料の散布、防除作業など苦労の連続でしたが、地域の方々に教えていただきながら農業のノウハウを学びました。地域の方々はいつも気さくに声を掛けてくれて、疲れた体を癒してくれる存在です。今後も大切にしていきたいです。

「今年も早々に新規のお客さまが買いに来てくれた」と笑顔を見せる三上さん。

――今後の地域農業についてどう考えていますか。

近年、農業者の高齢化などによって耕作放棄地が増えつつあります。私は、今自分にできることを考え、耕作依頼にも対応しています。農業は自然相手ですから、刈り取り時期や収量もその年によって違い思うようにはいきませんが、丹精込めて育てた米が収穫できた時や、庭先販売でお客様から「また買いに来たよ」などと言ってもらえた時にはこの上ない喜びを感じます。農業は、素晴らしいですね。
今後も引き続き、生産者同士の交流を大切にしながら、農地の保全に努めるなど地域農業の発展に貢献できるよう、元気に米栽培を続けていきたいと思います。