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地域の農家さん紹介
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情熱と人情味溢れる人柄 就農50年超の経験を次世代へ
ポイントは「攻め」と「守り」の使い分け富士見市 水谷 田中 金治 さん
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カブの出荷作業。テンポよく丁寧に箱詰めする姿は、まさに熟練の技。
――就農当時から現在までの状況を教えてください。
就農して55年が経ちました。現在、妻と息子夫婦の4人で農業を営んでいます。耕作面積は、およそ2ヘクタール。カブやホウレンソウ、辛みダイコンなどを栽培し、全量をJAに出荷しています。
子どもの頃は、警察官になることを夢見ていましたが、農業に懸命に励む両親の姿を見て、鶴ヶ島伝習農場(現在の埼玉県農業大学校)に進学。以来、農業一筋でここまで来ることができました。
とは言え、就農当初は苦労の連続でした。両親は仕事を教えくれる訳でもなく、その仕事ぶりを「見て、盗んで」覚えたものです。近所の方々には、お世話になりっぱなしでした。