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JAいるま野
第八次 中期3ヶ年計画
(令和元年度~令和三年度)
元気な農業が輝く 地域社会を築く~営農事業編~
JAいるま野では、『第八次 中期3ヶ年計画』を策定し、3つの基本方針を掲げました。
1.「農業者の所得増大」「農業生産拡大」へのさらなる挑戦
2.「地域活性化」への貢献
3.「わたしたちのJA」意識の向上と協同活動の展開
組合員に喜ばれるJAを目指し、自己改革の歩みを一段と加速させるため、今後3ヶ年でJAいるま野が目指すべき姿の概要を今月号と来月号の特集でお伝えしていきます。
今回は、「営農事業編」です。
生産者のニーズに応える事業・提案活動の実践と、担い手の育成・支援の取り組み
相談体制・後継者対策の強化
営農推進員を中心に「出向く営農指導」を強化し、生産者のニーズに応える営農指導・経営指導に取り組みます。JAの総合力を活かしたコンサルティング機能を発揮することで、農業所得増大と農業経営安定化を目指します。 後継者対策においては、「JAいるま野青年後継者組織」の活動を通じて、管内300人以上の若手後継者の農業技術向上と経営支援に取り組むとともに、若手後継者の声を集めJA経営に活かせるよう、組織の活性化を図ります。
新規就農者への支援強化
「いるま地域明日の農業担い手育成塾」(※1)や「農業塾」(※2)により、新たな担い手を育成するとともに、多様な担い手の就農支援に取り組みます。また、集落営農の組織化・法人化を支援し、新たな担い手の育成と地域農業の保全にも取り組みます。
農地集約化の促進
生産者のニーズに応じた農地の集積・集約を図り、地域農業の振興に努めます。具体的には、JAいるま野の子会社、㈱いるま野アグリとの連携により農地の集積・集約を進めるとともに、多様な農業形態に対応 した安定的な労働力の確保にも取り組みます。
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相談体制を充実させ、担い手のニーズに応える営農指導・経営指導に取り組みます。
消費者ニーズに即した売れる農産物づくりと、販売単価アップへの取り組み
いるま野共同販売基本戦略の実践
「畑から消費者へ一番早く届ける産地」を目指し、量販店や小売業者へ高鮮度な農産物の直接納品を進めます。また、市場や取引先との契約取引をさらに拡大させるとともに、市場流通以外の多様な販売チャネル の取引拡大にも取り組み、安定的な供給と販売単価アップを目指します。
水田農業の維持・継続を目指した取り組み
米の直接買入れの継続により、生産者所得の向上に努めます。特に、「彩のきずな」のさらなる生産拡大と認知度アップに取り組むとともに、2017年産以来の「特A」取得を目指します。 また精米機器メーカー、東洋ライス㈱との連携による「金芽米」や極早生品種「五百川」の「BG無洗米」(※3)等の商品化により、今後もコメの付加価値を高め農業所得増大を目指すとともに、健康や環境保全にも配慮した事業活動を展開します。
直売所等を拠点とした農産物販売の強化
直売所等を拠点とした営農指導を実践し、農業所得増大と地域農業の活性化を図ると同時に、直売所・量販店と連携した地産地消を強化します。また、充実した商品の品揃えと直売所利用者の意見を反映した、魅 力ある店舗づくりにも取り組みます。
農業生産トータルコストの低減に向けた取り組み
生産者の期待に応える生産資材を提供するとともに、取引条件に応じた柔軟な価格設定等を進めます。また、多収性品種への転換提案や園芸施設の高度化を通じて、生産者の労働生産性向上を支援します。
都市近郊農業の振興・保全
安心して農業が継続できるよう農業の多様な機能に着目し、農と住の調和のとれたまちづくりを支援します。中でも、平地林の保全活動等に取り組むとともに、「特定生産緑地制度」等の変更に対する理解を促進 し、都市農地の保全にも取り組みます。
第八次 中期3ヶ年計画のJAいるま野自己改革工程表
【3年後の成果目標】 販売品取扱高平成30年度末実績 112.5億円 → 令和3年度末目標 122億円
1.「農業者の所得増大」「農業生産拡大」へのさらなる挑戦
No. | 重点項目 | No. | 重点施策 | 主な成果指標(3年間の目標) |
---|---|---|---|---|
1 | 営農相談・提案活動の充実 | (1) | 経営規模に応じた営農指導と経営支援 | 担い手経営体への営農指導及び経営提案(件数) |
100件 | ||||
(2) | 新規就農支援 | 新規就農者(人数) | ||
30人 | ||||
(3) | 農地集約化の促進 | 農地集約化(件数) | ||
45件 | ||||
2 | 販売基本戦略の実践 | (1) | 主力品目野菜の契約取引販売の拡大による有利販売の実現 | 契約販売取引の拡大 |
3,600t | ||||
(2) | 主力品目野菜の生産拡大と安定供給による有利販売の実現 | 主力品目野菜取扱量の拡大 | ||
22,600t | ||||
3 | JAいるま野水田農業ビジョンの実践 | (1) | 「彩のきずな」の更なる生産拡大と「特A」取得と認知度向上への取り組み | 「彩のきずな」の買取数量の拡大 |
2,340t | ||||
いるま野産米の付加価値向上と金芽米(健康機能米)を活用した健康増進活動の展開 | 金芽米「彩のきずな」の原料玄米数量の拡大 | |||
400t | ||||
(2) | マーケット・インに基づく生産販売への取り組み | 契約栽培の拡大 | ||
20ha | ||||
4 | 直売所・量販店を拠点とした農産物販売強化 | (1) | 直売所・量販店における農産物の販売拡大 | 直売・直販農産物の販売高拡大 |
1.1億円 | ||||
5 | 農業生産トータルコスト低減の取り組み | (1) | 生産者の期待に応える生産資材の提供と価格の実現 | 肥料'(銘柄集約)の取扱い拡大 |
銘柄集約 5品目 5,000袋 | ||||
生産資材物流コスト削減(平成30年度対比) | ||||
5%削減 | ||||
(2) | 生産技術支援等による労働生産性の向上 | 農業機械類導入価格の削減 | ||
6品目 |
No. | 重点項目 |
---|---|
1 | 営農相談・提案活動の充実 |
No. | 重点施策 |
(1) | 経営規模に応じた営農指導と経営支援 |
(2) | 新規就農支援 |
(3) | 農地集約化の促進 |
主な成果指標(3年間の目標) | |
担い手経営体への営農指導及び経営提案(件数) | |
100件 | |
新規就農者(人数) | |
30人 | |
農地集約化(件数) | |
45件 |
No. | 重点項目 |
---|---|
2 | 販売基本戦略の実践 |
No. | 重点施策 |
(1) | 主力品目野菜の契約取引販売の拡大による有利販売の実現 |
(2) | 主力品目野菜の生産拡大と安定供給による有利販売の実現 |
主な成果指標(3年間の目標) | |
契約販売取引の拡大 | |
3,600t | |
主力品目野菜取扱量の拡大 | |
22,600t |
No. | 重点項目 |
---|---|
3 | JAいるま野水田農業ビジョンの実践 |
No. | 重点施策 |
(1) | 「彩のきずな」の更なる生産拡大と「特A」取得と認知度向上への取り組み |
いるま野産米の付加価値向上と金芽米(健康機能米)を活用した健康増進活動の展開 | |
(2) | マーケット・インに基づく生産販売への取り組み |
主な成果指標(3年間の目標) | |
「彩のきずな」の買取数量の拡大 | |
2,340t | |
金芽米「彩のきずな」の原料玄米数量の拡大 | |
400t | |
契約栽培の拡大 | |
20ha |
No. | 重点項目 |
---|---|
4 | 直売所・量販店を拠点とした農産物販売強化 |
No. | 重点施策 |
(1) | 直売所・量販店における農産物の販売拡大 |
主な成果指標(3年間の目標) | |
直売・直販農産物の販売高拡大 | |
1.1億円 |
No. | 重点項目 |
---|---|
5 | 農業生産トータルコスト低減の取り組み |
No. | 重点施策 |
(1) | 生産者の期待に応える生産資材の提供と価格の実現 |
(2) | 生産技術支援等による労働生産性の向上 |
主な成果指標(3年間の目標) | |
肥料(銘柄集約)の取扱い拡大 | |
銘柄集約 5品目 5,000袋 | |
生産資材物流コスト削減(平成30年度対比) | |
5%削減 | |
農業機械類導入価格の削減 | |
6品目 |
元気な農業が輝く 地域社会を築く
~「わたしたちのJA」編~
JAいるま野では、『第八次 中期3ヶ年計画』を策定し、3つの基本方針を掲げました。
1.「農業者の所得増大」「農業生産拡大」へのさらなる挑戦
2.「地域活性化」への貢献
3.「わたしたちのJA」意識の向上と協同活動の展開
組合員に喜ばれるJAを目指し、自己改革の歩みを一段と加速させるため、今後3ヶ年でJAいるま野が目指すべき姿の概要を先月号の「営農事業」編に続いてお伝えしていきます。
今回は、「わたしたちのJA」編です。
「地域活性化」への貢献
生活インフラ機能の発揮と地域コミュニティの活性化
多様な機能を持つ支店を拠点に、「JA総合事業」や「JAくらしの活動」(※)を展開することで、組合員や地域住民の協同活動・相互扶助活動をサポートし、地域活性化に貢献します。
(※)「JAくらしの活動」:JAが地域社会の一員として組合員と一緒になり、多くの地域貢献活動に取り組む活動の総称。高齢者生活支援をはじめ、健康・くらしづくり、組織活性化、食育教育活動等がある。
未来へつなぐくらしの支援
地域農業がこれからも輝いていくためには、組合員の健やかな生活と地域農業への理解が継続的に続いていかなければなりません。そのためには、結婚相談活動の充実を図るとともに、子育て応援定期貯金の販売や吹奏楽フェスティバル等の企画を通じて、子育て支援活動に取り組みます。
「食」と「農」を身近に感じる豊かなくらしの実現
地域農業やJAについてもっと身近に感じてもらえるよう、地域に伝わる伝統食の伝承や農業体験等の「参加型」「体験型」の活動を通じて、豊かでくらしやすい地域社会の実現に向けて取り組みます。
「わたしたちのJA」意識の向上と協同活動の展開
組合員組織活動の充実と組合員の運営参画の促進
組合員を主体とした組織等と連携し、地域貢献活動を積極的にサポートします。
また、次世代に向けて組織基盤を強化すべく、組合員の「意思反映」と「運営参画」を進めます。平成30年1月からは「正組合員全戸訪問運動」を実施。1人ひとりの声や想いにしっかりと向き合えるよう対話運動を継続するとともに、正組合員3万人を目指して取り組みます。
農政運動の実践
持続的、かつ安定的な農業経営を目指し、組合員の要望を反映した農政施策を実現するために、積極的な農政活動を展開します。
多様な情報発信
地域農業が元気に輝くためには、「食」「農」「協同組合」への地域社会の理解が不可欠です。多様な媒体(広報誌、ホームページ、支店だより等)を活用することで、組合員や地域社会に向け積極的に情報を発信します。
准組合員に向けた取り組み
7万人を超える准組合員に、これまで以上に「食」「農」「協同組合」に関心を寄せてもらいたいと考えています。そこで、准組合員を「地域農業の応援団」と位置づけ、「共感」と「体験」を通じて、JA組織・事業活動に「参加」「参画」してもらえるよう積極的に取り組みます。
●コミュニティ誌の定期発行(4月・10月)
●日帰り農業収穫体験ツアーの開催
●金融商品・住宅ローン利用者向け企画の実施
●各種モニター制度への取り組み(広報・直売所利用者)
●准組合員懇談会の開催
第八次 中期3ヶ年計画のJAいるま野自己改革工程表
2.「地域活性化」への貢献
No. | 重点項目 | No. | 重点施策 | 主な成果指標(3年間の目標) |
---|---|---|---|---|
1 | 支店協同活動の充実 | (1) | 支店を拠点とした支店協同活動の実践 | 支店運営委員会による支店協同活動 |
全支店 3回(全支店 毎年1回) |
No. | 重点項目 |
---|---|
1 | 支店協同活動の充実 |
No. | 重点施策 |
(1) | 支店を拠点とした支店協同活動の実践 |
主な成果指標(3年間の目標) | |
支店運営委員会による支店協同活動 | |
全支店 3回(全支店 毎年1回) |
3.「わたしたちのJA」意識の向上と協同活動の展開
No. | 重点項目 | No. | 重点施策 | 主な成果指標(3年間の目標) |
---|---|---|---|---|
1 | 組合員の「意思反映」 「運営参画」の実践 |
(1) | 正組合員との対話運動 | 正組合員対話運動の実施(全正組合員訪問) |
3回以上(年1回以上) | ||||
(2) | 准組合員の「運営参画」 (准組合員懇談会の実施) |
准組合員懇談会の開催 | ||
3回以上(年1回以上) |
No. | 重点項目 |
---|---|
1 | 組合員の「意思反映」 「運営参画」の実践 |
No. | 重点施策 |
(1) | 正組合員との対話運動 |
主な成果指標(3年間の目標) | |
正組合員対話運動の実施(全正組合員訪問) | |
3回以上(年1回以上) | |
No. | 重点施策 |
(2) | 准組合員の「運営参画」 (准組合員懇談会の実施) |
主な成果指標(3年間の目標) | |
准組合員懇談会の開催 | |
3回以上(年1回以上) |