
いるま野NEWS
トップ
「狭山新茶」露地で初摘み
2025年4月25日

狭山茶の主産地の一つ、入間市で4月24日、露地栽培の新茶の茶摘みが始まりました。
摘み取ったのは、同市で「平塚園」を経営し、約35年にわたって茶づくりに携わる平塚さん。
品種は「さやまかおり」と「摩利子(まりし)」を掛け合わせた同園独自の早生品種で、うま味のある味わいと鮮やかな色合いが特徴です。
初摘みの一番茶は同園工場にて加工され、4月下旬から店頭に並び、100グラムあたり2~3,000円で販売される他、通信販売でも取り扱う予定です。
平塚さんと近所の主婦らは早朝、約30アールの茶畑で10センチほどに伸びた新芽を丁寧に摘み取りました。収穫量は約120キロを見込んでいます。
新芽は、3月下旬から4月上旬にかけて、寒気が強くなった影響で生育が遅くなりましたが、その分養分を蓄えたことや適度な雨量があったことで品質は良好。初摘みの時期は例年通りで、市内の露地栽培と比べると一週間ほど早いそうです。
平塚さんは「一年をかけてしっかりと栽培管理を行い、丁寧に育てた。大地の栄養をしっかりと蓄えた新芽に仕上がったので、この時季しか味わえない旬の味と香りを堪能してもらいたい」と話しました。

