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春の風物詩、春整枝がスタート!
2025年3月26日

狭山茶の主産地として知られる入間市で、春の風物詩「春整枝(はるせいし)」の作業が始まりました。春整枝は、新茶摘採の際に木茎や古葉が混入しないよう、摘採面を整える作業のこと。味わい深い狭山新茶を収穫するため、春分を過ぎるこの時期に行われます。
同市で狭山茶の栽培や製造販売などを行う「(株)いるま茶業」が管理する茶畑でも本格的な作業が始まり、同社の豊泉さんは「冬の寒さと春先に適度な雨量があったおかげ、生育は順調。美味しいお茶が出来上がることが期待できる」と話しました。
3月25日、市内の約80アールの茶畑で、豊泉さんがコンテナ型の摘採機を使い、「やぶきた」や「ふくみどり」などの茶樹を剪定(せんてい)。刈り込む長さを1センチほどに調節しながら、表面にある木茎や赤茶けた古葉を丁寧に刈り取りました。
春整枝は、4月上旬までを予定。追肥などの作業を経て、4月末から5月上旬にかけて茶摘みの時期を迎えます。