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「埼玉軟白うど」収穫開始

2025年2月17日

JAいるま野管内の日高市で2月7日、春を告げる食べ物として親しまれるウドの収穫が始まりました。

「埼玉軟白うど」と呼ばれるウドは、シャキシャキとした食感と独特の香りが特徴で、太い茎や品質の高さから市場より高評を得ています。

JA管内では、主に日高市や入間市、所沢市で栽培され、収穫は4月上旬までを見込んでいます。収穫したウドは、首都圏を中心に出荷されるほか、JA農産物直売所でも購入できます。

同市の鳴河さんは、父の代からウドの栽培を始め、約50年にわたり続いています。

昨年4月に定植した根株を1月上旬から掘り起こし、暗い室(むろ)の中に移植。18度~20度に温度を管理し、約1カ月間かけて成長させます。鳴河さんは地下およそ4メートルの室の中から70センチほどに育った真っ白なウドを丁寧に収穫。規格をそろえ4キロの箱に詰めていきました。今シーズンは約6.4トンの収穫量を見込みます。

鳴河さんは「今年は夏の適度な雨量のおかげで、株が大きく育ち、例年通りのウドに仕上がった。えぐみが少ないので、生で食べるとより良さを堪能できる」と笑顔を見せました。