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梅飾り作成

2024年12月30日

梅の産地として知られる越生町で「山口農園」を営む山口さんは12月22日、筑波大学附属坂戸高校の生徒が主体となる団体「わんぱくあぐりきっず」を招き、廃棄する梅の徒長枝(とちょうし)を再利用した「梅飾り体験教室」を開きました。

「梅飾り」は梅の徒長枝の他に、松の枝や赤い実が映える南天を使用し、正月の縁起物の飾りとして人気を集めています。

同団体は、小学生と同校の生徒が共同し、農業体験を通じて地域社会への理解を深め、地域との交流を促進することが狙い。今回は山口さんと同団体が協力し、同町の主要農作物である梅を利用した農業体験を行い、地域の子どもたちに地元農業への関心を持ってもらうことが目的です。

「梅飾り」は、梅の徒長枝を約80センチから150センチに切断したものを、約50本から60本使用。縄巻は、末広がりで縁起の良いとされる8にちなんで、8回巻いています。

当日はフラワーデザイナーの坂本さんが講師を務め、枝を使用する際の注意事項などについて説明しました。SNSで募集した16人が参加し、子どもから大人まで楽しめる催しとなりました。

山口さんは「剪定(せんてい)した徒長枝に付加価値を付け再利用することで、環境と農家の両方に優しい取り組みをしている。今後も若い世代を巻き込んだ農業体験を企画したい」と話しました。