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ナガエツルノゲイトウの駆除を行いました

2024年12月27日

坂戸市のJAいるま野宮町支店運営委員会は12月17日、地域への貢献活動として特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」の周知および駆除を行いました。

この取り組みは今年で2回目。昨年の駆除では地下茎が取り切れておらず、再繁茂してしまいました。対策として、全農などの協力のもと、事前に地下茎への効果が見込める農薬を、希釈倍率を変え試験的に散布。次回、発生が抑えられれば効果が立証されます。今回は農薬により枯れたナガエツルノゲイトウを中心に駆除を行いました。

ナガエツルノゲイトウは全国的な被害も見られ周知されつつありますが、防除しきれていないのが実情です。繁殖力が強く、ちぎれやすい茎は、わずか数センチの断片からも再生します。

同市は2023年10月に、JAや県川越農林振興センター、用水組合と連携し「ナガエツルノゲイトウに関わる連絡会議」を設立。今後も地域全体で周知や駆除方法などを強く呼びかけていきます 

当日は組合員やJA、同市、同センター、農薬メーカーら37人が参加。同センターの職員が講師を務め、農薬の散布時期などの防除方法について説明しました。その後、同市内の圃場(ほじょう)を2地区に分け、ビニール袋230袋(1袋45リットル)分を駆除しました。

同運営委員会の林委員長は「同取り組みも2回目となり、ナガエツルノゲイトウの知名度も上がった。引き続き地域全体で駆除に努めたい」と話しました。

同支店の石井支店長は「JAだけでなく、行政など多くの方に協力いただき実現している取り組み。今後も関係各所での連携を図り、地域農業の課題解決に注力したい」と意気込みました。