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新規就農で初出荷
2024年12月24日
ふじみ野市在住の君島さんは今年の4月に川越市で新規就農し、12月17日に県のオリジナル品種「べにたま」を初収穫・初出荷しました。担い手不足が懸念される農業に貢献すべく、実家が非農家でありながらも日々試行錯誤を繰り返し、奮闘しています。
君島さんは2018年に一般の大学を卒業後、農業支援などに携わる仕事に約3年従事していました。特に新規就農者や農業のサポートをしていく中で「一生をかけて農業に関わる仕事をしたい。自分でも農業をやってみたい」という強い思いが芽生え就農を決意しました。
「自分が好きな物で、ある程度収益が見込め生活していけそうな農産物を」という構想を抱き、イチゴを栽培する選択をしました。毛呂山町などのベテラン農家の元で基礎や経営を一から学び知識を蓄えました。
現在はJAいるま野管内のイチゴ生産者で組織される「JAストロベリーファーマーズ」に所属しています。「べにたま」をはじめ「あまりん」や定番の「紅ほっぺ」など4品種を、ハウス2棟で約1万1千株栽培。
8月以降も残暑が続いた影響で通常より2週間ほど苗の植え付けが遅れましたが、順調に生育し形状や甘みなどの良い高品質なイチゴに仕上がりました。
君島さんは「地元の方や地元の活性化に貢献したい思いがある。丹精込めて作ったイチゴをより多くの方に笑顔と共にお届けしたい。クリスマスも近いので需要増に対応できるよう努めていく」と意気込みました。
収穫したイチゴは近隣の飲食店や伊佐沼農産物直売所で販売される他、今後JAなどへ出荷できるよう販路の拡大を目指します。行楽シーズンに向け、観光農園としてイチゴ狩りに来るお客様もターゲットとし、SNSなどの宣伝で集客を見込みます。