いるま野NEWS

2024年10月31日

三芳町で１０月２１日、赤いスイートコーンとして注目を集めている「大和ルージュ」の収穫が行われました💕

赤い果実と、サツマイモのような優しい甘さが特徴です。

栽培するのは、同町でカブやエダマメなどを主力品種としている塩野さん。夏場は直売所に並ぶ野菜が少ないことから、新たな品目を模索していく中、盟友からの情報提供により「大和ルージュ」にたどり着きました。

栽培を始めたのは今年の７月からで、適度な灌水（かんすい）や日よけなどの猛暑対策を行った結果、被害は抑えられ品質も良好だそうです。飲食店や川越市にある農産物直売所「福菜」などに出荷しています。

「大和ルージュ」は、一般的なスイートコーンにはない機能成分が含まれており、特に目に良いとされるアントシアニンを多く含んでいます。実だけでなく芯やひげまで赤く色づき、店頭に並んでいてもひと際目を引く存在感です

塩野さんは「この時期はハロウィンも近いので、映える赤を活かし、若い方にも興味を持ってもらえるような細工をしている。栽培管理が容易で高付加価値な『大和ルージュ』を、休耕地の活用にも繋がる作物として認知してもらえたら」と笑顔で話しました

「大和ルージュ」は茹でると、アントシアニンの水溶性で水に溶けだす性質上、赤色が抜けてしまいます。電子レンジでの加熱や、ご飯と一緒に炊き込むことで、旨味を閉じ込め赤の色味を生かすことができますよ。