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狭山市でバナナの試験栽培
2024年10月7日
JAいるま野管内の狭山市でバナナの試験的栽培が始まりました。近年の温暖化を活かした新たな農産物作りを模索しています。
同市では8人の生産者が試験的栽培に着手。須田さんもその一人で、現在はサトイモやミョウガなどを約1.2ヘクタールで栽培しています。
須田さんは、近年の温暖化による栽培環境の変化や直売所に出荷する新たな品目などを模索する中で、JAなどに相談。ミョウガ栽培で使っているハウスもバナナの苗の成長に活用できることなどから、昨年6月から試験的栽培を始めました。バナナの栽培技術は全農の指導などを受けながら学んでいます。
栽培品種は、「アイスクリームバナナ」。アイスクリームのような滑らかな舌触りと甘さが特徴です。食用バナナの中でも耐寒性に優れており、露地栽培で冬越しもできます。
須田さんは「バナナの栽培はまだ試験的なものだ。今後の生育状況などを見守りながら、本格的な栽培を行うか考えていきたい」と話しました。