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いるま野NEWS
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サツマイモ収穫最盛期
2024年9月30日
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三芳町で、特産のサツマイモの収穫が最盛期を迎えました。
三芳町川越いも振興会の会長で「瀬島園」を営む瀬島さんは「5~6月にかけて適切な雨量があったおかげで生育は順調。猛暑の影響も少なく、品質は良好だ」と話しました。収穫は10月下旬まで続きます。
「富(とめ)の川越いも」は、同会28戸の会員農家によって生産されるサツマイモの総称で栽培面積は約30ヘクタールにも及びます。鮮やかな紅色の皮と糖度の高さ、滋味豊かな味わいが特徴です。
多くが周辺の平地林から落ち葉を集め、2年ほど発酵させてから堆肥として畑にすき込む「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を採用しています。サツマイモの栽培に適した軟らかく水はけの良い土壌を作り出す同農法は江戸時代から続いており、昨年7月には世界農業遺産に認定されました。
26日、瀬島さんの畑では、旬を迎えた「クイックスイート」を収穫しました。収穫したサツマイモは軒先販売を中心にJA農産物直売所「あぐれっしゅげんき村」や「いるマルシェ」、量販店などに出荷される他、同園のオンラインショップでも販売しています。また、一部は同園が手掛ける「芋ようかん」や「干し芋」などにも加工されます。
瀬島さんは「富の川越いもは生産者がこだわりを持って生産している。購入した方にオススメのレシピを渡すなど各生産者が工夫を凝らしているので、農園巡りなどでお気に入りの一軒を見つけてもらえれば」と話しました。
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