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毛呂山産マンゴー好評

2024年8月8日

毛呂山町の中村さんが栽培しているマンゴーが好評です。

赤い果皮と黄金色の果肉、豊かな香りと濃厚な甘味が特徴の品種「アーウィン」を200株栽培しています。「さいたマンゴー」と名付け、ブランド化に力を入れています。

中村さんは金融業に8年間従事していましたが、6年前から「形に残る物を生み出したい」と構想を抱き、栽培を始めて5年目。農業経験がない中、他県の生産者から助言を得ながら試行を重ねています。

大きな鉢植えで栽培する根域制限栽培を採用。土壌の水分や肥培の管理を緻密に行え、質や食味の良いマンゴーに仕上がるそうです。

収穫後は冷蔵せずに販売するため、本来の香りの良さを楽しむことができます。県外からのファンも多く、贈答用でも人気です。

スマート農業を導入し、スマートフォンの遠隔操作により、加温ハウス内のカーテンの開閉や、換気などの調節が可能です。時間や場所にとらわれず農作業ができ、労働環境の向上につながっています。栽培管理の徹底により品質は良好で、約2,000玉収量を見込んでいます。

中村さんは「いずれは埼玉のお土産市場に参入することを視野に入れている。『さいたマンゴー』を多くの人に認知してもらい、一層の販路拡大を目指したい」と意気込みを語りました。