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「五百川」稲刈り始まる

2024年8月2日

JAいるま野が2019年度から産地化を目指して栽培に取り組んでいる極早生品種「五百川」の稲刈りが川越市で始まりました。

本年度は、同市と富士見市の生産者8人が約11ヘクタールの面積で栽培し、約50トンの収量を見込んでいます。8月中旬にはいち早く新米として同JA管内の農産物直売所を中心に販売する予定です。

「五百川」は、福島県の生産者が「コシヒカリ」の突然変異を系統育種したもので、食味が「コシヒカリ」に劣らず、収穫期が1カ月ほど早いです。粒が小さいことによる喉ごしの良さやさっぱりとした食味などが特徴です。

川越市の金子さんと息子の司さんは1日、約1.7ヘクタールの水田で1メートルほどに伸びた稲穂6.7トンを刈り取りました。春先から7月にかけての温暖な気候のおかげで生育は順調で、例年より1週間ほど早い収穫となりました。

収穫した「五百川」は、JA川越カントリーエレベーターで乾燥調製後、包括連携協定を締結している東洋ライスサイタマ工場(埼玉県坂戸市)でBG無洗米に加工します。

司さんは「豪雨や害虫等の被害もあったが、栽培管理を徹底したことで品質と収量は例年通り良好。いち早く新米を楽しめる『五百川』を堪能してもらいたい」と話しました。

JA販売推進課の並木さんは「昨年に引き続き、高温が続いたため、水管理を徹底してもらった。さっぱりとした味わいが人気で夏場でも食べやすい『五百川』を多くの人に味わってもらいたい」と話しました。