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小麦「ハナマンテン」収穫期

2024年7月2日

JAいるま野管内の富士見市や狭山市、坂戸市などで6月中旬、小麦「ハナマンテン」の収穫が最盛期を迎えました。

ハナマンテンは、長野県で育種された超強力系の小麦で、2007年から坂戸市で栽培を開始。パンや中華麺に加工するとモチモチとした食感が楽しめ、人気を集めています。

JAいるま野の子会社、いるま野アグリは6月上旬、富士見市の畑で麦刈りを行いました。本年度は富士見市や鶴ヶ島市など約20ヘクタールの栽培面積で約80トンの収穫量を見込んでいます。

同社は、JAいるま野の100%出資の子会社。農作業受託事業を行い、2015年からは産地交付金を受け、水稲の裏作(二毛作)として小麦の生産にも取り組んでいます。

同社の矢島課長は「雑草対策などの防除を徹底したことで、良質な小麦になった。今後も活動を継続していきたい」と話しました。

狭山市でも6月中旬、小麦農家の松井さんが収穫を行いました。4月下旬から5月上旬にかけての適度な雨量と温暖な気候のおかげで生育は順調。土壌診断や適切な栽培管理に努めたことで品質は良好です。

松井さんは「今年は例年よりも収量が多く豊作だ。今後はハナマンテンを知ってもらうために販路の拡大を目指したい」と話しました。

刈り取りは6月下旬まで続き、JA坂戸カントリーエレベーターに出荷され、県内のパン店やラーメン店などに使われます。