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越生町産小梅出荷最盛期

2024年5月31日

関東三大梅林に数えられる越生町で5月21日、同町の島田さんの圃場(ほじょう)で、出荷最盛期を迎えた小梅の収穫を行いました。JA越生支店の若手職員ら6人も出荷規格や収穫時の注意事項を確認しながら、収穫を手伝いました。

開花時期は、2月に気温が高く推移し2週間ほど早まりましたが、3月は気温が低く、受粉が不十分でした。収穫量は例年の半分以下となりましたが品質は良好です。価格は、例年1キロ600円から700円のものが1000円程度に上がっています。

品種は果肉の厚い「甲州小梅」と果肉の柔らかい「織姫」の2種。カリカリ梅や梅干しなどに加工され人気を博しています。          

出荷した小梅は自宅注文の他、同町の「うめその梅の駅(越生自然休養村センター)」で5月末まで販売予定です。

収穫を手伝ったJA若手職員の根岸さんは「初めて小梅の収穫を行った。実が成っても人手不足で収穫ができない事は勿体ない。今後も現場で手伝いをし、若手の自分が少しでも役に立ちたい」と話しました。

島田さんは「今年は3月の受粉が上手くいかず、収量は減少したが品質の維持ができたので良かった。若い世代に梅の収穫を手伝ってもらうことで、未来の農業を担う人材が増え、地域活性化に繋がってくれたら嬉しい」と話しました。