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荒茶共同加工施設が稼働

2024年5月13日

JAいるま野が運営する所沢市下富の「荒茶共同加工施設」が5月3日、本格稼働し、一番茶の製造を始めました。

4月からの温暖な気候と適度な雨量のおかげで例年通りの稼働となりました。品種は主に「やぶきた」「さやまかおり」「ふくみどり」で、本年度は栽培面積約8.5ヘクタール、生葉での出荷量約45トンを見込んでいます。

JA狭山茶富岡茶生産組合の組合員が午前8時から翌朝6時間まで2交代制で作業を行い、5月中旬に製造のピークを迎えます。

稼働初日には、加工施設に朝早くから、収穫された茶葉が次々と運ばれ、出荷量は約1500キロに達しました。

同組合の田代組合長は「適度な雨量と温暖な気候のおかげで生育は順調。大地の養分を十分に吸収した高品質の狭山茶ができた。今の時期しか味わえない新茶を楽しんでもらいたい」と笑顔をみせました。

製茶した一番茶は5月中旬以降、JA直売所や通信販売、量販店などで販売予定です。

同生産組合は1993年に設立で、現在は8人が所属。2020年には県が策定した「SーGAP(埼玉県版農業生産工程管理)」実践農場の認証を取得したほか、各種講習会や組合員同士の圃場(ほじょう)巡回などを行うことで、技術や知識の向上に努めています。