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狭山新茶ハウスで初摘み

2024年4月11日

「狭山茶」の主産地、入間市で4月10日、ハウス栽培の新茶の初摘みが行われました。

新芽を刈り取ったのは、同市の高野さん。可能な限り枝を切らない芽重(がじゅう)型で栽培した「さやまかおり」は柔らかさと甘みのある茶葉に仕上がるそうです。初摘みの一番茶は1週間から10日ほどで店頭に並び、100グラムあたり2~3,000円で販売される予定です。

初摘みの一番茶は自工場で加工します。また、新たな試みとして露地で栽培された茶の一部はNPO法人「埼玉農業おうえんしたい」との共同開発商品の「燻製紅茶」などへと加工されます。

作業は、3月上旬からハウスの天井を開閉し暖房設備を使用するなどして温度を調整。初摘みの時期は例年並みで、市内の露地栽培と比べると1カ月ほど早いそうです。

高野さんは「寒気の影響で栽培するのが大変だったが、今年も無事に新茶の時期を迎えることができた。消費者の方には、新茶の味と香りを楽しんでもらいたい」と笑顔を見せました。