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春整枝の作業が始まりました
2024年4月1日
狭山茶の主産地、埼玉県入間市で、春の風物詩「春整枝」(はるせいし)の作業が始まりました。
春整枝は、新茶摘採の際に木茎や古葉が混入しないよう摘採面を整える作業のことで、味わい深い狭山新茶を収穫するため、例年春分を過ぎるこの時期に行われます。
同市で狭山茶の栽培や製造販売などを営む「三ツ木園製茶株式会社」の5代目、三ツ木さんの茶畑でも本格的な作業がスタート。
三ツ木さんは「1月から2月にかけて陽気が暖かったことに加え、適度な雨量があったおかげで生育は順調。例年以上の美味しい茶葉になるのが期待できる」と笑顔で話しました。
3月27日、市内の約3ヘクタールの茶畑では、三ツ木さんが乗用型の摘採機を使い、「やぶきた」の茶樹を剪定(せんてい)。刈り込む長さを1センチほどに調節しながら、表面にある木茎や赤茶けた古葉を丁寧に刈り取りました。
春整枝は、4月上旬までを予定しています。追肥などの作業を経て、4月末から5月中旬にいよいよ茶摘みの時期を迎えるます。