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角川武蔵野ミュージアムで植菌’g!(ショッキング)

2024年2月28日

埼玉県の三富地域農業振興協議会と角川武蔵野ミュージアムは2月23日、体験学習「角川武蔵野ミュージアムで植菌g!(ショッキング)」を開き、県内外から小中学生など24人が参加しました。

体験学習は、平地林で育ったほだ木へのキノコの植菌体験などを通じて、平地林の必要性や三富地域の農業への理解促進などを目的に開かれ、今回で2回目。

当日は、県川越農林振興センターの藤澤担当部長による三富地域の農業説明の後、同ミュージアムを見学。同市で栗原しいたけ園を営む栗原さんと日本きのこマイスター協会が認定するきのこマイスターの資格を持つ木村さんらが講師となり、シイタケとヒラタケの植菌などを体験しました。

同地域は平地林で集めた落ち葉を堆肥に農産物を生産しており、「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は昨年7月に世界農業遺産に認定されました。

平地林は、防風林や燃料用のまきにするなど多くの役割を果たしてきましたが、まきの利用は減り、平地林の管理が行き届かない例も目立ちます。同協議会は、平地林の木材を使ったイベントなどを通して、地域住民らに平地林の重要性を訴えています。

参加者の親子は「植菌は体験したことがなく子どもに良い経験になった。これからもイベントなどに参加し、地域農業への理解を深めていきたい」と話しました。