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ホウレンソウ出荷最盛期
2023年12月28日
埼玉県のJAいるま野管内で、県特産のホウレンソウの出荷が最盛期を迎えています。
需要が高まる年末年始に向け、12月26日から31日までの6日間で約2.2万ケース(1ケース5キロ)が出荷されます。主要産地の一つ、川越市のJA川越第一共販センターでは26日、生産者のトラックが長い列を作り、この日だけで合計約2400ケースが出荷され、敷地内は多くの段ボールで埋まりました。
農水省「作物統計」(2022年度産)によると、同県はホウレンソウの収穫量が全国2位。中でもJA管内は主要な産地として知られ、肥沃な土壌によって育った葉肉の厚さが特徴です。また、平束での荷作りにも力を入れているため、市場や量販店からも評価を得ています。
JAいるま野野菜一元共販連絡協議会ホウレンソウ部会の作付面積は、およそ170ヘクタール。350人以上の部会員が栽培し、年間約43万ケースの出荷量を誇ります。関東圏をはじめ、盛岡や新潟、長野の市場などに出荷されるほか、JA直売所でも購入できます。
同部会の村田さんは「暖冬の影響で、収穫が前倒しになるなど栽培管理が大変な面も多いが、土壌管理を適切に行ったことで病害虫もなく品質や収量は良好だ」と笑顔を浮かべました。
JA販売部第一営農販売センターの柴田職員は「軸が太く、肉厚で甘みのあるホウレンソウを多くの方に食べてもらいたい」と話しました。