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晩秋蚕期の繭を出荷をしました
2020年10月14日
10月上旬の2日間、小手指支店と北部資材センターで、晩秋蚕期の繭を出荷しました。2戸の農家が出荷し、合わせて133㌔余りの繭が集まりました。
蚕は、9月上旬から飼育を開始。上蔟(じょうぞく)後、朝晩が冷え込んだ影響で生育が心配されましたが、ほぼ例年どおりの出荷となりました。生産者らは繭を選繭台(せんけんだい)に載せ、穴開きや汚れなどを確認。長さ4㌢ほどの真っ白な繭を袋詰めにして、出荷の準備を行いました。
約60年間蚕を育てる出荷者の野原さんは「今年最後の出荷となったが、例年以上に品質は良好だった。来年もまた、丈夫に育っていく蚕から元気をもらえるよう、がんばっていきたい」と意欲を示しました。
出荷した繭は、長野県の製糸所に運ばれ、白生地や反物などに加工される予定です。