JAいるま野ニュース

伝統農法を肌で感じて
地域住民らが落ち葉掃きを体験!

落ち葉掃きを楽しむ参加者(狭山市)
落ち葉掃きを楽しむ参加者(狭山市)

JA管内を中心とした三富地域などで、世界農業遺産に認定された伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」への理解を深めることを目的に、落ち葉掃きが行われました。
1月18日には、三芳町主催の落ち葉掃きが同町の多福寺の平地林で行われ、地域住民ら約230人が参加しました。三芳町川越いも振興会の会員による落ち葉のかご詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、約2時間かけて落ち葉を集めました。落ち葉掃き後は、(株)大東ガスが用意した焼き芋が振る舞われました。
また25日には、「三富地域農業振興協議会」主催の「三富千人くず(落ち葉)掃き及び植樹イベント」が所沢市と狭山市の平地林で開催され、地域住民ら約90人が参加しました。参加者は落ち葉掃き後、落ち葉の堆肥場を見学した他、今年は5月に埼玉県で「第75回全国植樹祭」が開かれることから、コナラの苗木を植栽し、平地林を若返らせるための活動に取り組みました。
集められた落ち葉は、今後、農家のもとで2年ほど寝かせてから圃場ほじょうにすき込まれ、堆肥として活用されます。

落ち葉掃きを楽しむ参加者(狭山市)

焼き芋を堪能する参加者(三芳町)

落ち葉掃きを楽しむ参加者(狭山市)
焼き芋を堪能する参加者(三芳町)

新春の風物詩
所沢市で闘茶会開催!

闘茶に挑戦する坂巻さん((左)から2番目)ら
闘茶に挑戦する坂巻さん((左)から2番目)ら

狭山茶の主産地の一つ、所沢市で1月11日、利き酒のように見た目や味、香りで茶の産地などを当てる「闘茶会」が開催されました。今年は新たに一般参加者を交えての開催に変更され、同市の観光大使で俳優の坂巻有紗さんや在日フランス大使館関係者ら33人が参加しました。
闘茶では、同市産の狭山茶「松・竹・梅・鶴・亀」の5種類を使用し、参加者は自らの五感を頼りに、茶の香りや味などを確認し、解答用紙に記入していきました。
所沢市茶業協会の関隆治会長は「今回から一般市民も対象とした闘茶会に生まれ変わった。狭山茶の楽しさや美味しさなどを知ってもらうイベントとして、今後も育んでいきたい」と話しました。

闘茶に挑戦する坂巻さん((左)から2番目)ら

闘茶に挑戦する坂巻さん((左)から2番目)ら

入間地方青年農業者会議
プロジェクト活動成果発表会・講演会開催

最優秀賞を受賞した宮澤さん(右)と
優秀賞を受賞した北野さん(左)
最優秀賞を受賞した宮澤さん(右)と
優秀賞を受賞した北野さん(左)

県川越農林振興センターは1月15日、狭山市市民会館で入間地方青年農業者会議のプロジェクト活動成果発表会・講演会を開きました。青年農業者や地域の指導農業士、いるま地域明日の農業担い手育成塾の塾生など約70人が参加。管内4つの4Hクラブが成果を発表し、最優秀賞は狭山市4Hクラブの宮澤康一朗さん、優秀賞はむさし4Hクラブの北野瑞季さんが受賞しました。
同会は、農業技術や経営能力の向上などを目的に開かれ、今年で30回目。課題設定の背景と動機、活動内容などの項目を100点満点で採点・審査します。最優秀賞と優秀賞を受賞した狭山市4Hクラブとむさし4Hクラブが、2月開催の県大会に出場します。

最優秀賞を受賞した宮澤さん(右)と
優秀賞を受賞した北野さん(左)

最優秀賞を受賞した宮澤さん(右)と
優秀賞を受賞した北野さん(左)

日高栗出荷部会
剪定せんてい講習会開く

真剣な表情で講習を受ける会員ら
真剣な表情で講習を受ける会員ら

JA日高栗出荷部会は1月21日、日高市の浅野與市さんの圃場ほじょうで栗の剪定講習会を開きました。同部会会員52人と県川越農林振興センター、JAなどが参加し、剪定方法を学びました。
当日は、同センターの職員が講師を務め、昨年の生育状況や病害虫対策を説明した後、剪定の仕方を実演しました。病害虫はヒロヘリアオイラガやネスジキノカワガなどの生態や被害に触れ、注意を呼びかけました。
同部会の國分俊幸部会長は「より良質な栗を生産し収量を増やすために、剪定や病害虫対策などをしっかりと行っていきたい」と話しました。

真剣な表情で講習を受ける会員ら

真剣な表情で講習を受ける会員ら

真剣な表情で講習を受ける会員ら
真剣な表情で講習を受ける会員ら

水稲栽培講習会開催
イネカメムシの警戒呼びかけ

真剣な表情で講習を受ける生産者ら
真剣な表情で講習を受ける生産者ら

JAいるま野は12月17日から1月17日までの7日間、川越市など4地域で計8回、水稲栽培講習会を開きました。2025年産米の品質・収量の向上などを目的に、計約140人が参加。県川越農林振興センターやJA職員が講師を務め、昨年の米作りの情報共有や、病害虫対策などを説明しました。中でも新たに発生が確認されたイネカメムシの警戒を強く呼びかけました。
イネカメムシによる被害は全国的にも大きく、JA管内でも発生が確認されています。不稔ふねんもみや斑点米発生の原因となり、減収や品質低下を引き起こします。稲の穂を強く好み、出穂期になると水田に直接飛来。特に若い穂を求め移動が速いため、防除適期の意識が重要となります。

真剣な表情で講習を受ける生産者ら

真剣な表情で講習を受ける生産者ら

毛呂山町の「桂木ゆず」を使った
明治が手がける新食感の
ガナッシュ発売!

琥珀ガナッシュをPRする販売員
琥珀ガナッシュをPRする販売員

県内有数のユズ産地として知られる毛呂山町のブランドユズ「桂木ゆず」などを使用した新商品「琥珀ガナッシュ」が、新宿伊勢丹で1月15日から開催のサロン・デュ・ショコラ2025にて数量限定で販売されました。
製造はチョコレート商品などを手がける明治。「桂木ゆず」の豊潤な香りと品質の高さは、香料不使用でも存在感をしっかりと出せることからフレーバーの1つに使用されました。
カカオはフルーツ系との相性が良いペルー産のカカオを使用。華やかで軽やかな香りが特徴で、ガナッシュの良さを最大限に引き出す役割を果たしています。味は「柚子」の他に「カカオ」と「いちご」の計3種でした。

琥珀ガナッシュをPRする販売員

琥珀ガナッシュをPRする販売員

狭山市の小林さん
農水大臣賞を受賞し市長を
表敬訪問

受賞した小林さん(右)と小谷野市長
受賞した小林さん(右)と小谷野市長

昨年の11月12日に開催された「第10回埼玉県さといも協議会共進会」で農林水産大臣賞(土垂の部)を受賞した狭山市の小林洋一さんは1月31日、同市の小谷野剛市長を表敬訪問しました。
同共進会は、生産量・産出額ともに全国1位の継続と知名度向上に向けて、栽培技術の普及と高品質・多収生産の推進、栽培意欲の高揚を図ることを目的に行われるもので、今年は各部合わせて277点が出品されました。
小林さんは「名誉ある賞を頂けて光栄だ。市民の方にも『狭山といえばサトイモ」と思ってもらえるように今後もブランドづくりのため努力していきたい」と話しました。

受賞した小林さん(右)と小谷野市長

受賞した小林さん(右)と小谷野市長

いるま野アグリ生産「彩のきずな」
種子全量合格!

種子の検査をするJA職員ら
種子の検査をするJA職員ら

川越市で1月14日、県のオリジナル品種「彩のきずな」種子の生産物審査会と農産物検査会が行われました。JAいるま野の子会社、いるま野アグリが生産した種子を、県農林振興センターの種子審査員やJAの農産物検査員が発芽率や整粒率、水分量などの各項目を審査し全量合格となりました。
同社が管理する富士見市内の水田約30アールを指定種子生産圃場ほじょうとして、昨年2024年から生産を開始。生産量は約1.2トンとなりました。猛暑の影響やイネカメムシの発生は見られましたが、水管理の徹底と計画的な防除を行い、品質は良好です。

種子の検査をするJA職員ら

種子の検査をするJA職員ら

狭山市でみず菜収穫期!
シャキシャキとした歯応えを楽しんで

みず菜の収穫を行う奥冨部会長ら
みず菜の収穫を行う奥冨部会長ら

JAいるま野管内の狭山市などで、主力品目のみず菜が収穫期を迎えています。見た目の良さや、品質も高いことから市場での評価も高いです。JA野菜一元共販連絡協議会みず菜部会には生産者45人が所属し、約31ヘクタールで「都むすめ」や「早生千筋」などを栽培しています。
狭山市で1月14日、同部会の奥冨耕司部会長のハウスでも本格的な収穫作業が行われ、「京かなで」を約530キロ収穫。JA狭山共販センターを通じ、県内をはじめJA全農青果センターなどに出荷されます。
奥冨部会長は「例年通り栽培管理を徹底し、株張りや品質は良好。丹精込めて栽培したみず菜を、定番の鍋などに入れ多くの方に堪能してほしい」と笑顔を見せました。

みず菜の収穫を行う奥冨部会長ら

みず菜の収穫を行う奥冨部会長ら

小正月の伝統行事
五穀豊穣祈願の繭玉作成!

「おまい玉」を飾り付ける井上健次町長(右)と
小川代表(左)ら(毛呂山町)
「おまい玉」を飾り付ける井上健次町長(右)と
小川代表(左)ら(毛呂山町)

JA管内で1月中旬頃、五穀豊穣を祈願する繭玉作りが行われました。
1月13日にはJAと毛呂山町が連携し、毛呂山町役場ロビーで伝統行事「おまい玉」作りを行いました。
当日はJA北部地域管理課、JA女性部毛呂山支部、行政関係者らが参加。米粉の一部はJA北部地域の小川收一地域理事代表が提供しました。団子作りには同町の和菓子屋の協力を得て、ケヤキの枝に白と食紅を混ぜた赤の団子を飾り付けました。
また14日には、JA福岡支店の地域貢献活動の一環として、同支店の中福岡支部らが中心となり、ふじみ野市のさぎの森小学校で伝統行事の「繭玉作り」が行われました。
繭玉作りは、昔からの伝統行事に触れ合う機会が少ない児童に体験学習を行ってもらうことを通じて、地域住民との交流や地域の伝統行事への理解を育むことを目的に行われています。
両日とも見事な「繭玉」が飾り付けられ、小正月を祝う行事になりました。

「おまい玉」を飾り付ける井上健次町長(右)と
小川代表(左)ら(毛呂山町)

飾り付け用の団子を作る参加者ら
(ふじみ野市)

「おまい玉」を飾り付ける井上健次町長(右)と
小川代表(左)ら(毛呂山町)
飾り付け用の団子を作る参加者ら
(ふじみ野市)