地域の農家さん紹介

地元を盛り上げ魅力を伝えるために
「おいしい・たのしい・こだわり・地域のために」をモットーに
毛呂山町毛呂本郷 入曽 秋作 さん※曽は異体字です。

「紅しぐれ大根」を袋詰め中。甘くて柔らかいので、
サラダや酢漬けがオススメです。

――就農から現在までの状況をお聞かせください。

現在、約50アールの農地でユズやスイートコーン、ブロッコリーなど10品目を栽培しており、収穫した野菜はJAいるま野毛呂山農産物直売所や、ファームドゥ(株)などに出荷し販売しています。
農業大学を卒業後、同社の農産物直売所に約10年以上勤めていました。そこで直売所の店長やマネージャーを担当していた経験や、仕事で農家の方々と関わっていく中で「自分でも農業をやってみよう」という想いが芽生え、2024年の4月に新規就農しました。特に農業大学校の担任と、農産物直売所に勤めていた時のベテラン農家の方は自分にとっての師匠で、栽培方法から出荷の際の注意点など、基礎から細かいポイントまで教えていただきました。今の自分があるのは、多くの方々の協力があってこそだと感じています。

ブロッコリーの収穫作業中の入曽さん。1年目なので
全てが初出荷です。

――農業を始めて嬉しかったことを教えてください。

JA毛呂山農産物直売所の直売組合と、JA毛呂山柚子ゆず部会に所属しているのですが、そこの先輩農家の方々が温かく迎え入れてくれたことです。知識や技術があったとしても、1人で農家はやっていけません。お互いに支え合える仲間や先輩の存在があるからこそ、高め合えたり新たな気付きがあったりするものだと考えているのでありがたいです。
また、今までは会社に雇われる立場でしたが、今は自分で好きな物を作れるので自由度が高く、1からプロデュースできるのが楽しいです。珍しい品種から人気の品種まで様々な農産物作りに挑戦し、試行錯誤しながらおいしい物を作りたいです。そして毛呂山町の「桂木ゆず」などの魅力をSNSでも発信し、若手として地元を盛り上げていきたいです。