JA管内のホウレンソウの出荷が最盛期を迎えました。需要期の年末年始に向け、12月26日から30日までに約1.4万ケース(1ケース5キロ)が出荷されました。
JA管内のホウレンソウは葉肉の厚さが特徴で、平束での荷作りにも力を入れているため、市場などから高評価を得ています。12月にかけてしっかりと冷え込みがあったおかげで葉肉が厚くなり、品質は良好です。
JAいるま野野菜一元共販連絡協議会ホウレンソウ部会の松嵜勝宏さんは「寒さが増したことで、葉肉の厚いボリューム感のあるホウレンソウになった。旬の味覚を楽しんでもらえたら幸いだ」と話しました。
JAは12月2日、狭山茶の一番茶を100%使用したパウダー茶「SAYAMACHAKO」の販売を始めました。1箱(0.5グラム×20本入り)で参考小売価格600円(税抜)。JA直売所を中心に支店などで取り扱う他、将来的にはネット販売も行う予定です。
同商品は、職場や学校にマイボトルを持参している人も増えていることから、1本から持ち運べるスティックタイプを採用し、お湯出しと水出しの両方で気軽に本格的な狭山茶を楽しむことができます。
JA川越第一共販センターの小池正敏課長補佐は「『さやまちゃこ』をきっかけに茶の魅力に触れ、急須で飲む茶も味わってもらえれば幸いだ」と話しました。
JA宮町支店運営委員会は12月17日、地域への貢献活動として特定外来生物「ナガエツルノゲイトウ」の事前周知および駆除を行いました。
当日は組合員やJA、坂戸市、県川越農林振興センター、農薬メーカーら37人が参加。同センターの職員が講師を務め、農薬の散布時期などの防除方法について説明しました。その後、同市内の
同支店の石井忠支店長は「JAだけでなく、行政など多くの方に協力いただき実現している取り組み。今後も関係各所での連携を図り、地域農業の課題解決に注力したい」と意気込みました。
JA東部地域で11月中旬、ふじみ野支店・JAあぐれっしゅふじみ野農産物直売所で「秋の収穫祭」が開催されました。当日は農産物品評会の表彰式や女性部とJA職員による催し物などが行われた他、団子や饅頭など多数の出店も並び、会場は大いに賑わいました。
また、JAいるま野広報大使の新原泰佑さんと地元農家の新井則幸さんによるお米に関するトークショーなども行われ、来場者は地元農業への理解を深めました。
来場者は「地元農産物の魅力をたくさん感じられる収穫祭だった。これからもJAいるま野の野菜などを食べて地域に貢献したい」と話しました。
JA管内の特産品、サトイモの出荷が12月中旬に最盛期を迎えました。正月用の食材として需要が高まる年末に向け、12月16日から23日までの約一週間で約11万ケース(1ケース10キロ)が出荷されました。狭山市のJA狭山共販センターと併設するJAさといも選果場では、朝から生産者のトラックが長い列を作り、16日だけでも両施設合わせて約1.4万ケースが出荷され、敷地内は多くの段ボールで埋まりました。
埼玉県は、サトイモの産出額(生産農家の粗収益)と収穫量が全国1位。JA管内は主要な産地として知られ、良質堆肥の継続的投入や緑肥栽培による土作りによって生まれる独特の「ねっとり感」や「イモの白さ」などが特徴で、市場からも高評価を得ています。
JA第三営農販売センターの長谷川敏和課長は「猛暑が続いたが適度な雨量があったおかげで、品質と収量は例年以上に良好。正月の料理などで、地域特産のサトイモを食べてもらい、良い新年を迎えてもらいたい」と話しました。
富士見市で収穫された米「彩のきずな」を使った純米吟醸酒「縄文海進」が12月16日から2800本限定で販売をしています。原料にJAいるま野東部米生産組合が生産した米を使用し、淡麗辛口ですっきりとした味わい、果物のような甘い香りが特徴です。
商品は、720ミリリットル入りが1本1540円(税込)、1.8リットル入りが1本2860円(税込)。縄文海進販売店の会に加盟する市内15の酒店をはじめ、JA農産物直売所「あぐれっしゅふじみ野」や「いるマルシェ」などで販売されています。
同会の田坂佳宏会長は「『食べて良し、飲んで良し』の彩のきずなの魅力をより広くPRするために今後も尽力したい」と話しました。
JA福岡支店運営委員会は11月11日、能登半島地震・大雨災害からの復興を祈念して、石川県のJA志賀に義援金を寄付しました。
委員代表と吉野智和支店長ら14人がJA志賀を訪れ、新谷克己組合長へ義援金を手渡しました。
義援金はJA志賀管内の一日も早い復旧・復興を目的に、福岡支店運営委員会が支店管内の各支部を通じ、組合員や地域住民、支店職員から募ったもので、総額310,000円が集まりました。
JA志賀の新谷組合長は「組合員が利用する農業施設の被害は甚大。頂いた義援金は組合員のために大切に使いたい」と話しました。
梅の産地として知られる越生町で「山口農園」を営む山口由美さんは12月22日、筑波大学附属坂戸高等学校の生徒が主体の団体「わんぱくあぐりきっず」を招き、梅の徒長枝を再利用した「梅飾り」を作成しました。同団体は農業体験を通じて地域社会への理解を深めることを目的に、子どもから大人まで楽しめる催しを企画し活動しています。
お正月に飾る門松をモチーフに作られる梅飾りは、梅の徒長枝の他に、松の枝や南天の赤い実が映える可愛らしい見た目が特徴です。
山口さんは「普段捨ててしまうものが再利用され、新しい物に生まれ変わるのは嬉しい。今後も環境と農家の両方に優しい取り組みをしていきたい」と話しました。
JAいるま野は12月20日、坂戸市と連携し坂戸駅南北自由通路にて、坂戸・鶴ヶ島・毛呂山・越生農産物直売所の合同販売会を開きました。地元の農畜産物のPRや、直売所の周知が目的です。
当日は16時から19時の3時間で約400人以上が訪れ、ダイコンやハクサイ、ユズや卵などの新鮮な農畜産物や、梅干しやジャムなどの加工品などが販売され大いににぎわいました。
北部地域の前田肇副事業本部長は「北部の4直売所が合同で販売会を開くのは初めて。それぞれの直売所の農畜産物の魅力を、より多くの方に知っていただける機会を作れて良かった。今後もヨコの繋がりを強められるような取り組みを企画し、地域を盛り上げていきたい」と意気込みました。
JAは昨年11月下旬から12月上旬にかけて、1月2日・3日に開かれた「第101回東京箱根間往復大学駅伝競走」に出場したJA管内の4大学に「金芽米」を寄贈しました。
JA地域理事代表らが「城西大学」「早稲田大学」「東洋大学」「東京国際大学」を訪れ、管内の組合員が生産した「彩のきずな」を原料にした「金芽米」を監督らに手渡しました。
「彩のきずな」は、埼玉県で生まれた品種で暑さに強く、粘りとキレのバランスの良さが特徴です。寄贈には、粘り強くキレの良い走りができるよう期待が込められています。
JAの地域理事代表らは「粘り強さが特徴の金芽米をたくさん食べて、大会で奮闘してもらいたい」などと激励し、各校の監督らは「選手には頂いたお米を食べて力をつけ、本番を迎えてもらいたい」などと話しました。
JA管内で同駅伝に出場する大学への寄贈は2005年から行っており、今年で20回目。今後も寄贈などの活動を通じて食と農の大切さや地域に根差したJAを目指していきます。
早稲田大学の花田勝彦監督(左から3番目)らに米を寄贈する石井敏夫地域理事代表(左)櫛部 静二監督(左から4番目)らに米を寄贈する小川收一地域理事代表(右)と野口郁夫代表監事(左)
城西大学の
東洋大学の酒井俊幸監督(左から3番目)らに米を寄贈する新井康夫地域理事代表(左)ら
東京国際大学の中村勇太監督代行(左)らに米を寄贈する小川收一地域理事代表(右)