地域の農家さん紹介

農業を一つの選択肢として選んでもらうために
若い方でも農業は出来る!
日高市女影 鈴木 香純 さん

むさし4Hクラブの仲間たち。助け合いながら楽しく
農業をやっています!

――就農から現在までの状況をお聞かせください。

私たちは「香胡園かごえん」を2020年に立ち上げ、家族3人で約3ヘクタールの農地で農薬・肥料を使わず、環境にも健康にも気を遣った「国産金ごま」を栽培しています。収穫した「国産金ごま」はJA農産物直売所への出荷や、Amazonなどでネット販売を行っています。
学生時代に体調を崩したことで食に興味を持つようになり、これが農業を始めたいと思うきっかけでした。しかし実家が農家ではないので、知識は0からのスタート。それでも農業者の減少などへの問題意識から少しでも自分が貢献できればと考え、初心者でも栽培しやすいと言われる「国産金ごま」を育てて5年目になります。
また、20代~30代の若手農家が集う「むさし4Hクラブ」の会長を務めており、仲間と共に支え合いながら日々試行錯誤を繰り返し農作業に勤しんでいます。

立派な「国産金ごま」が収穫できて笑顔を見せる
鈴木さん

――農業を始めて嬉しかったことを教えてください。

初めて作った「国産金ごま」が消費者の元に渡り、食べてもらえたことです。農家としては消費者の方に喜んでもらえることが農業をする励みに繋がります。約2.5アールの面積から始まったゴマ作りも今では約3ヘクタールまで拡大させることができ、これは私たちが作ったゴマを多くの方が買ってくださり、仲間たちの協力があってこそだと常々感じております。
今後は自分が助けてもらった経験を活かし、若い方でも農作業が分かるようなマニュアル作りや、手作業に頼るのではなく機械化を進め、農業という職を一つの選択肢に入れてもらえるような取り組みをしたいです。むさし4Hクラブの会員もまだ少ないので、一緒に農業を楽しむ仲間を募集中です。