所沢市で8月19日、近年美容や栄養価が高いことで注目を集めているモロヘイヤが、収穫最盛期を迎えました。今年は適度な降雨と天候に恵まれ、収量・品質ともに良好です。
同市で約8アールの面積で栽培する鈴木勝敏さんは栽培を始めて23年目。収穫は9月中旬頃まで続き、約1500キロの収量を見込みます。
鈴木さんは「生育に手間はかかるが、安定した収量が見込めるのでやりがいにもつながる。健康に良いモロヘイヤを食べて、暑い夏を乗り切ってほしい」と笑顔で話しました。
収穫したモロヘイヤは、JA所沢共販センターを通じて県内や東京の市場に出荷されます。
富士見市で8月上旬から9月上・中旬頃にかけ、特産の梨が収穫最盛期を迎えました。富士見梨生産組合の清水宏司組合長が経営する梨園でも、旬を迎える「幸水」や「彩玉」、「豊水」の収穫期を迎え、みずみずしく育った梨を丁寧に収穫していきました。
梨は、肥培管理や病害虫対策などを徹底したことで十分な糖度に仕上がっており、収穫時期も例年通りとなりました。
清水組合長は「消費者が笑顔になってもらえるように丹精込めて栽培した。これからも安心で新鮮な梨を届けられるように励んでいきたい」と話しました。
川越市で8月1日、小麦「ハナマンテン」種子の生産物審査会および農産物検査が行われ、JAいるま野の子会社のいるま野アグリが生産した種子約9.9トンが審査基準を満たし、全量合格となりました。
JAでは、これまで主に長野県産の種子を使い、「ハナマンテン」の生産がされていましたが、より安定的に小麦の種子を供給するため、同社が管理する富士見市内の水田を指定種子生産圃場に指定し、生産に取り組んできました。
合格した種子は、今秋の
JAは8月20日、狭山市の
当日は、事業の安全祈願と使用する農機のお祓いが行われたほか、近隣の
この取り組みは試験的事業として狭山地域に限定して実施し、事業内容や体制の精査を進めていきます。
今後もJAでは組合員の農地維持管理の負担軽減を図ることができるように取り組んでいきます。
入間市で茶・原木シイタケの生産、販売などを営む「貫井園」は8月24日、醸造用ブドウ「ピノ・ノワール」「シャルドネ」約580キログラムを収穫しました。
醸造用ブドウの栽培は、2016年に同園の代表取締役である貫井香織さんが開始。時が経つことで味わいが変化するワインに感銘を受けたことなどをきっかけにワイン造りを決意し、茶と原木シイタケ栽培の繫忙期と重ならないこともあり、醸造用ブドウの栽培に繋がりました。
同園のワインは「Yahoo!ショッピング」や同市のふるさと納税返礼品として購入ができます。
JA毛呂山支店で8月1日、毛呂山農産物直売組合、毛呂山柚子部会、毛呂山支店梅部会、毛呂山米出荷組合の4組織で垣根を越えた座談会を開きました。
座談会には平野清組合長、鎌北隆会長、小髙孝司会長、数崎仁組合長をはじめ、関係者ら38人が参加し、地域農業振興計画や、毛呂山町の10年後の地域農業について意見を交わしました。
同直売組合の平野組合長は「農業者の高齢化や、人手不足など問題は多くある。今後も地域の農業を守っていくためには、新規就農者が増えるような取り組みや、獣害対策、新たな特産品の生産などを考えていく必要がある」と話しました。
JAいるま野西部果樹部会は8月22日、JA飯能支店会議室でブドウと梨の糖度検定会を開きました。部会員や県川越農林振興センター、飯能市、JAの担当者ら30人が参加し、糖度や色味、重量などを確認しました。
同センターの中村紀賀技師は「今年のブドウは、平均気温が高く、適度な降雨のおかげで糖度が高く粒も大きく仕上がった。梨もブドウと同様で生育と糖度ともに良かった」と講評しました。
同部会の山下富司部会長は「今後も品質重視の栽培を徹底し、消費者に喜んでもらえるよう、甘くおいしい果樹を育てたい」と話しました。
収穫したブドウは、同部会員の各農園で9月下旬頃まで、梨は10月上旬頃まで販売する予定です。
JAいるま野川越野菜部会は8月17日、JA川越第一共販センターで夏祭りを開催しました。
チンゲンサイなどの共販野菜の販売をメインとして、消費を促すことを目的に開かれ、232人の方が参加しました。 当日はキッチンカーや試食販売の他、お祭りならではの射的や、観光農園「小江戸BERRY」の「けずりいちご」などが並び大好評でした。
参加者は「チンゲンサイのなめたけ和えや、浅漬けは初めて食べた。とてもおいしかったので家でもぜひ作りたい。今日は野菜を多めに買って帰ります」と笑顔で話しました。
鶴ヶ島市脚折地区で8月4日、江戸時代から伝わる降雨祈願の伝統行事「脚折雨乞」が開催されました。全国でも類を見ない規模の雨乞い行事は4年に一度、夏季五輪の年に行われていましたが、新型コロナウイルスの影響を受け、2020年の開催は中止。今回は実に8年ぶりの開催となり、多くの来場者でにぎわいました。
長さ約36メートル、重さ約3トンの「龍神」を約300人が担ぎ、
入間市の老舗茶園「池乃屋園」と食のブランド展開事業などを手掛ける(株)
ティアージュは、「玉露入り煎茶」「いちご和紅茶」の2種類を販売。様々な料理とのペアリングを意識したノンアルコール飲料で、加糖をしないことで素材本来の美味しさを引き出した一品です。
1本330ミリリットルで税込み2280円。同園の店頭・サイトの他、同社が運営する通販サイト「食べごち」で販売しています。
いるま野管内で、希少な国産金ゴマの収穫が始まりました。今年は、8人の生産者が約121アールで栽培。順調に生育し品質は良好です。
狭山市の高橋健仁さんは約30アールの面積で栽培し、約240キロの収量を見込みます。金ゴマは3、4週間ほどハウスなどで乾燥させ、株をたたいて脱穀します。
高橋さんは「土づくりにこだわって栽培している。いりゴマなどにして香りを堪能してもらえれば」と話しました。
金ゴマは「埼玉県産金いりごま」として、 JA各農産物直売所や量販店などで販売します。生産者の写真とJAのキャラクター「とれ蔵」が目印です。
坂戸市大家地区で8月22日、イチジクの収穫が始まりました。「大家いちじく倶楽部 」の副会長を務める長野芳憲さんは、赤く色づいたイチジクを綿の手袋をはめて丁寧に収穫していきました。
長野副会長が栽培するイチジクは、県の特別栽培農産物の認定を受けており、今年は約3アールの圃場で52株をV字栽培し、約600キロの収量を見込んでいます。
収穫したイチジクは、11月上旬頃までJA坂戸農産物直売所に出荷する他、同市や狭山市などのケーキ店にも出荷する予定。「大家いちじく俱楽部」と書かれたシールが目印です。
笑顔でイチジクを収穫する長野副会長