JAいるま野ニュース

シャッキとした歯ごたえ!
露地栽培の春カブ収穫最盛期

旬のカブを収穫する金子さん(中)
旬のカブを収穫する金子さん(中)

JAいるま野管内で、露地栽培の春カブの収穫が最盛期を迎えています。埼玉県はカブの出荷量が全国2位。中でもJA管内は主要な産地として知られ、黒ボク土の豊かな土壌で育ったみずみずしさと甘さ、柔らかな食感が特徴で、計画出荷により安定的な出荷量を誇ることや等級選別の厳格化に力を入れていることから市場や量販店からも評価を得ています。
JAいるま野野菜一元共販連絡協議会カブ部会の作付面積は、およそ80ヘクタール。約40人の部会員が栽培し、年間約29万ケース(1ケース25キロ)の出荷量を誇ります。関東圏を中心に、盛岡の市場などに出荷されるほか、JA農産物直売所でも購入ができます。
同部会の金子真弥部会長は「温暖な気候と適度な雨量のおかげで例年通りの生育だ。舌触りが良く、シャキシャキとした食感のカブは、漬物やみそ汁、ソテーなど様々な食べ方が出来るので、多くの人に楽しんでもらいたい」と笑顔で話しました。

旬のカブを収穫する金子さん(中)

マスコミ各社も取材に訪れました

旬のカブを収穫する金子さん(中)
マスコミ各社も取材に訪れました

後継者不足について理解を
「越生の特産物と農産物を
考える研修会」開催

あいさつする吉原部会長
あいさつする吉原部会長

JA越生支店梅部会は4月5日、「越生の特産物と農産物を考える研修会」を開き、生産者や筑波大附属坂戸高等学校の生徒など87人が参加し、後継者不足などについて学びました。
当日は、農林水産省の勝野美江大臣官房審議官が講師を務め、「越生を持続可能な産地に!」をテーマに講演。梅とユズなど果樹の中小規模産地における後継者不足の解決事例などについて説明した他、生産者とのディスカッションが行われました。
同部会の吉原保雄部会長は「若い世代にユズや梅に興味を持ってもらえるよう、意識を高めながら、栽培に取り組みたい」と話しました。

あいさつする吉原部会長

あいさつする吉原部会長

希少!
川越市でキャビアを販売

「小江戸CAVIAR」をPRする同農場の大野賢司さん(左) 娘の恵子さん
「小江戸CAVIAR」をPRする同農場の大野賢司さん(左) 娘の恵子さん

川越市の大野農場で、チョウザメから採取したキャビア「小江戸CAVIAR」が商品化され、人気を博しています。未加熱による濃厚で滑らかな舌触りが特徴です。同農場は、1300頭の養豚を中心にオリーブやサツマイモなどの季節野菜を栽培。チョウザメの飼育は新規事業として2017年から始め、試行錯誤を続けたことで、今年はキャビアを5キロ採取し、2月から販売をスタートしました。
「小江戸CAVIAR」は、1瓶(15グラム)税込み9720円。小江戸黒豚鉄板懐石オオノで料理を提供する他、ハム・ソーセージ工房ミオ・カザロ川越本店でも販売しています。

「小江戸CAVIAR」をPRする同農場の大野賢司さん(左) 娘の恵子さん

「小江戸CAVIAR」をPRする同農場の大野賢司さん(左) 娘の恵子さん

極早生品種「五百川」
田植えスタート

田植え作業に励む司さん
田植え作業に励む司さん

極早生品種「五百川」の田植えが4月15日、川越市内で始まりました。今年度は、同市と富士見市の生産者8人が約11ヘクタールの面積で栽培し、約50トンの収量を見込んでいます。五百川は、「コシヒカリ」の突然変異を系統育種したもので、収穫期が1カ月ほど早く、さっぱりとした食味が特徴です。
同市の金子司さんと父の昌弘さんは、13センチほど生育した苗を約1.7ヘクタールの水田に植え付けました。司さんは「収穫期に向けて水の管理を徹底し、消費者の方に美味しい新米を届けたい」と話しました。収穫した米はJA川越カントリーエレベーターで乾燥調製後、8月中旬には新米としてJA農産物直売所などで販売する予定です。

田植え作業に励む司さん

田植え作業に励む司さん

時期到来!
「狭山新茶」露地で摘み取り

狭山茶の新芽を手摘みする関係者
狭山茶の新芽を手摘みする関係者

「狭山茶」の主産地、入間市で4月25日、露地栽培の新茶の茶摘みが始まりました。新芽を摘み取ったのは、同市で「平塚園」を経営する平塚尚吾なおあきさん。広さ約30アールの茶畑では、平塚さんとともに近所の主婦ら約25人が新芽約120キロを手で摘み取りました。新芽は、4月からの温暖な気候と適度の雨量のおかげで生育は順調。例年通りの摘み取りとなりました。
一番茶は同園工場にて加工され、4月下旬から店頭に並び、100グラムあたり2~3000円で販売される他、通信販売もされる予定です。
平塚さんは「大地の栄養をふんだんに蓄えた新茶の豊かな味と香りを楽しんでもらいたい」と話しました。

狭山茶の新芽を手摘みする関係者

狭山茶の新芽を手摘みする関係者

新茶のシーズン到来!
ハウス栽培新茶初摘み

さやまかおりの初摘みをする髙野さん
さやまかおりの初摘みをする髙野さん

JA管内で4月上旬から、ビニールハウスで栽培した新茶の初摘みが始まりました。
4月10日、入間市の髙野茶実夫さんは、近隣の茶農家らと協力し、約330平方メートルのハウスで、「さやまかおり」の新芽約150キロを刈り取りました。髙野さんは「寒気の影響で栽培するのが大変だったが、今年も無事に新茶の時期を迎えることができた。消費者の方には、新茶の味と香りを楽しんでもらいたい」と笑顔で話しました。
4月15日、日高市の「狭山茶 吉野園」では、家族らが協力し、早生品種「山の息吹」の新芽を一つ一つ丁寧に手で摘み取りました。今年の収穫量は約200キロを見込んでいます。同園の吉野道隆さんは「今年の茶葉は天候にも恵まれて味、香りともに自信がある。新茶を多くの方に味わっていただけるように今後も努めていきたい」と話しました。
初摘みした一番茶は、各茶園の自宅店舗や通信販売などでも販売しています。

さやまかおりの初摘みをする髙野さん

新茶を丁寧に手摘みする吉野さん(左から2番目)ら

さやまかおりの初摘みをする髙野さん
新茶を丁寧に手摘みする吉野さん(左から2番目)ら

作業の効率化を目指して!
水稲種子鉄コーティング実施

鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員(右)
鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員(右)

JA子会社のいるま野アグリは4月11日、JA管内の主力米「彩のきずな」の種子の鉄コーティング作業を行いました。鉄コーティングした種子は圃場ほじょうに直播することが可能で、育苗作業が不要になることから資材費などの削減が期待でき、米生産者からの需要は年々高まっています。
作業では、鉄コーティング剤の一部に、たん水直播栽培用コーティング資材「りもみん」や過酸化カルシウム紛粒剤「カルパー粉粒剤16」を使用。従来の酸化促進作業が不要となり、更なる作業の効率化などが見込まれます。
同社の矢島隆弘課長は「今後も生産者支援のため、新技術の導入などに努めていきたい」と話しました。

鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員(右)

鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員(右)

良質な種子の提供を
目指して!
ハナマンテン圃場審査会

採種圃場でハナマンテンの状態を確認する関係者
採種圃場でハナマンテンの状態を確認する関係者

JA子会社のいるま野アグリは4月11日、県指定の採種圃場ほじょうで国産小麦の主要品種「ハナマンテン」の圃場審査を行いました。富士見市内の1.7ヘクタールの圃場には関係者ら約20人が集まり、異品種の有無や雑草の状態などを確認しました。今後は2回目の審査と採種に備えていきます。同品種の採種は、県などからの要請を受けて取り組んでいるもの。指定された生産圃場で10アール当たり300キロの収量を確保することで県内全域のハナマンテン生産者への供給を目指しています。
同社の矢島隆弘課長は「今後も関係機関の指導のもと、良質な種子を提供できるように栽培管理を徹底したい」と話しました。

採種圃場でハナマンテンの状態を確認する関係者

採種圃場でハナマンテンの状態を確認する関係者

自発的な改革意欲の醸成を
目指して
全体職員会議開催

今後の意気込みを話す新入職員
今後の意気込みを話す新入職員

JAは4月13日、ふじみ野ステラ・ウエストで「JAいるま野全体職員会議」を開催しました。同会議は令和6年度の事業計画や実践される中長期事業戦略プランについて、職員一人ひとりが理解し、自発的な改革意欲を抱くことを目的に実施。当日は、三役による講演や職員表彰の
後、本店常務による事業方針について説明があり、また今年度入職した新入職員一人ひとりが今後の意気込みを語りました。
亀田康好組合長は「職員が力を合わせ、JA全体がWell―being(心豊かで満足した状態)になれるように頑張っていこう」と働きかけました。

今後の意気込みを話す新入職員

今後の意気込みを話す新入職員