若手職員が語るJAと地域への想い
当組合の広報大使であり、地元出身でありながら俳優として活躍中の新原泰佑さん。今号の特集では、新原さんを座長に迎え、同年代の若手職員との座談会を企画し、ニックネームでお互いを呼び合いながら、和気あいあいと「仕事のやりがい」や「地域への想い」などを対談していただきました。
今号ではJAの明日を担う若手職員とその座談会の様子をご紹介いたします。
- (前列左から)
- ★本店(営農部門):山口 水己職員(愛称:みーちゃん)
- ★入間地域:太間 菜月職員(愛称:なつき)
- ★JAいるま野広報大使:新原 泰佑さん
- ★川越地域:石田 結菜職員(愛称:ゆな)
- ★北部地域:小林 叶美職員(愛称:こばちゃん)
- (後列左から)
- ★本店(信用部門):須田 真央職員(愛称:まおちゃん)
- ★狭山地域:鈴木 翔太職員(愛称:ショウタ)
- ★東部地域:湯浅 快元職員(愛称:ゆあたん)
- ★所沢地域:上関 光希職員(愛称:こうき)
- ★西部地域:野崎 らむ職員(愛称:らむちゃん)
一番記憶に残っている仕事は?
ゆあたん:私が印象に残っているのは「農家研修」です。厳密には仕事ではないのかもしれませんが、新入職員のときに2~3日間、農家の方のご自宅で収穫のお手伝いなど農家体験をさせていただいたことは印象に残っています。その体験を通じて「農家の方のために頑張ろう!」という気持ちが芽生えました。
新原さん:僕も何度かJAの動画撮影のために農家さんの下で収穫体験をさせていただいたことがあります。僕が一つの作業を終える間に、農家の方は倍以上の仕事をこなしていることに驚きましたし、普段スーパーなどで売られている野菜がどのように収穫されるのかを目の前で見ることができて、とても勉強になりました。やはり実際に農家の方のもとに行くからこそ、分かることは沢山ありますよね。
ゆな:私が印象に残っているのはコロナ禍での交代勤務です。当時は少人数の支店に在籍しており、二交代制で限られた人数の中で仕事をしなければいけないという状況が大変だったことは記憶に残っています。そのときは貯金業務から共済業務へと新しい業務担当になった時期でもあったので、新しいことを覚えながらも少ない人数で仕事をこなさなければならないのは苦労しました。ですが、そのときの苦労があったからこそ、今の私に繋がる糧になったと思っています。
新原さん:色々なお仕事をさせていただいた中でも印象深いのはTBSの朝の情報番組「THETIME,』と舞台「インヘリタンス-継承-」です。20歳から本格的に俳優活動を始めて間もなく「THETIME,』で人生で初めての生放送、朝の情報番組への曜日レギュラーとして出演をさせていただき、最初はとても緊張しました。皆さんの朝を作るために一生懸命だったことは今でも覚えています。舞台「インヘリタンス-継承-」は、前後編で6時間を超える舞台。その中で2役を演じ分ける大切な役割だったのでその責任感は大きかったですね。また、この役はオーディションで決まったものなので、自分の中でも思い出に残る大きな作品です。
組合員と接してうれしかったことや気付いたことは?
こばちゃん:「あなただから買うわ」と言っていただけた時です。私は、渉外担当として外回りをしています。良い商品は自ずと買っていただけるのですが、それ以外にも「あなただから買うわ」と言って買っていただけたときに、うれしく思いました。人との繋がりがとても大事だということを実感しました。また「農協」だけでなく「私」を信頼していただけているんだと気づくことができました。
ゆあたん:そうですね。僕も渉外担当として共感します。今後も組合員に貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。
なつき:私は、身近に感じていただけた時に、とてもうれしく思います。窓口担当になった当初は、今まで金融という仕事に触れたことがなかったので、組合員の方とどう接すれば良いのか、どう伝えたらわかりやすいのかを考えていました。そういった中、組合員の方から「親切に説明してくれて分かりやすかったわ」や「ありがとう」などといった言葉が貰えたときはうれしかったです。
ゆな:私も窓口を担当しています。組合員の方により良い商品を提供することは経験が必要なことかもしれません。しかし、自分なりに考えて提案した時に納得していただき、なおかつ喜んでいただけたときにはうれしく思うので、お互いに頑張っていきましょう。
ショウタ:気付いたこと・うれしかったことは、毎日訪問活動をしている中で「笑顔がステキですね」などと褒めていただけた時です。また、農家さんからお野菜をいただける時には、恐縮ですが、その方が丁寧に育てたそのお野菜を味わえることは、贅沢なことでとてもうれしく思います。
新原さん:僕もYouTubeの撮影などの時に、農家さんからお野菜をいただいたことがあります。本当においしくて、ありがたくいただきました。
今後、挑戦してみたい仕事は?
らむちゃん:私は、渉外担当者をサポートするトレーナーに挑戦してみたいと思っています。私はまだ渉外担当になって1年目です。分からないことが多かった時、トレーナーは違う部署なのに、同じ支店の一員になっているかのように一緒になって考えていただき、こまめに気遣っていただきとても心強い存在です。私も同じように、経験が浅く困っている職員に対して、寄り添い頼りにしてくれるようなトレーナーになりたいと思いました。
まおちゃん:私は本店ですが、トレーナーと同じ部署です。近くでトレーナーの仕事ぶりを見ていると、忙しい中でも仕事をこなし頑張っています。トレーナーのような人に教える立場として、言葉って難しいなと感じています。自分が伝えたいことが、思うように伝えられない時も多々あります。相手により分かりやすく伝えることの重要さを実感しています。
こうき:僕も同じくトレーナーにになりたいです。現在、自分の管理職が以前、トレーナーでした。
自分では気づかない変化やコミュニケーション能力が高く、まさに自分が目指す姿です。
みーちゃん:私はまだ1年目で、すべて教わる立場です。しかし今こうきさんの話を聞くと、私も誰かに「理想の姿」と思ってもらえるような存在になりたいと思いました。
新原さん:「俳優」という仕事は、少し特殊な職業かもしれないですが、役を通して自分ではない誰かの人生を歩んだり、表現で伝えたり、そして、新原泰佑としても発信することもあります。今後、映像や舞台、さらに色々なものに挑戦していきたいですし、自分をキャスティングしてくれた役やお仕事を、僕でよかったと思ってもらえるように全力で取り組みたいので、あえて白紙とさせてもらいました。
学生の時(働く前)と、社会人になってお仕事を始めてからとの自分のイメージとギャップはありましたか?
まおちゃん:私が感じたイメージとのギャップは、JAは想像していたよりも顧客層が幅広いということです。入組前までは、JAは農家の方だけの組織だと思っていましたが、一般の方の利用も多く、驚いたことを覚えています。
新原さん:僕も広報大使に任命された当初は、JAは農家の方への支援を中心に行う組織だと思っていました。ですが、撮影でJA狭山支店を訪問した際に、特産物のPRやお金や共済を扱う金融部門など様々な業務があるということを知ることができたのは、僕自身の学びにも繋がりましたね。
みーちゃん:私は正直、入組前はJAの仕事は難しいことばかりで大変だと思っており、少しだけ不安を感じていました。ただ実際に仕事を始めてみると周りの先輩方にも恵まれ、想像よりも楽しく仕事ができています。
こうき:学生時代と社会人とのギャップもあり、みーちゃんが不安だと感じた気持ちも分かります。ただ私の場合は、仕事に対しては不安ではなく、仕事をやればやるだけ、組合員の方との接し方が分かり、モチベーションに繋がるという意味でヤル気や楽しさの方が勝っていますね。
新原さん:僕が仕事をするようになって感じたことは「責任感」を持つことの大切さです。俳優という職業は夢のある職業だと思っています。舞台やドラマに出演する際にセリフを間違えないという意味での責任感も勿論ありますが、舞台やドラマなどを通して、僕のことを応援してくれているファンの方々に夢や想いを届けることの責任感や大切さを感じています。お互いに相手がいて成り立つ職業という意味では、この「責任感」を持つことの大切さは若手職員の皆さんと通じるところがあると思います。
らむちゃん:新原さんが仰ってたことは私も感じています。私は学生時代にアルバイトの経験がありますが、その当時は何かミスをしても正社員の方が対応してくれていました。ですが、社会人になってからは、ミスをしたとしても自分で責任を取らなければいけない。仕事をする上で、責任感を持つことの大切さをJAに入ってから改めて学びました。
―座談会の様子はいかがでしたか?JAの明日を担う若手職員の今後にご期待ください。
新原泰佑さんプロフィール
氏名:
4歳からダンスを習い始め、HIPHOPや JAZZ DANCEなど、様々なジャンルを学ぶ。“日本一のイケメン高校生”を決める『男子高生ミスターコン2018』にてグランプリを受賞。2022年よりJAいるま野広報大使を務める。
近年の出演作は、ドラマ『アオハライド』(23・WOWOW)、『なれの果ての僕ら』(23・TX)、『グランマの憂鬱』(23・CX)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22・NHK)、『永遠の昨日』(22・MBS)、舞台『インヘリタンス-継承-』(24)、『ロミオとジュリエット』(23)、『ラビット・ホール』(22)、音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャス(22)、『ニュージーズ』(21)等。
初の主演ドラマとなるテレビ東京系 木ドラ24『25時、赤坂で』が2024年4月18日(木)よりオンエアスタート
※毎週木曜日24:30~25:00、BSテレ東・BSテレ東4K:4月23日(火)より毎週火曜日24:00~24:30