地域の農家さん紹介

同世代の農家と切磋琢磨し、
JA出荷に励む
リフレッシュも大切に
川越市藤間 新井 邦治 さん

ホウレンソウの荷造りを丁寧に行う新井さん。

――就農から現在までの状況をお聞かせください。

現在、約80アールの面積にホウレンソウやサトイモ、エダマメなどを栽培しています。JA野菜一元連絡協議会の各部会に所属し、JA川越第一共販センターに出荷しています。
私は父から農業を教えてもらい、就農して20年以上が経ちます。サトイモの疫病が流行ったときは、収量が減ってしまい今までになく落ち込みましたが、これを機にサトイモ農家と協力してドローンを使った農薬散布を行いました。農業は、天候に左右され納得のいく作物を収穫できるとは限りません。資材の高騰など、農家には厳しい状況ですが、父と力を合わせて頑張っていきたいです。

3月上旬に収穫期を迎えたホウレンソウ。寒暖差はあるものの、順調に生育しました。

――農業をする上での張り合いについて教えてください。

私は、リフレッシュとして甥っ子と食事や買い物に出掛けることがやりがいになっています。甥っ子と出掛ける予定が立つと、不思議と農作業に力が入ります。リフレッシュすることは、どの仕事でも大切ですよね。
また、近所で同世代の農家が頑張っている姿を見ることも私の糧になっています。栽培している品種によって悩みがあるので、農家同士の情報交換は大切にしています。
今後も引き続き、JA出荷の規格に合った栽培を行い、健康第一で無理なく農業を続けていければと思います。