JAふじみ野支店管内の若手農業者で組織する西部農事研修会は11月7日、ふじみ野市の周辺で「秋野菜立毛審査会」を開催しました。同審査会の開催は今年で53回目。農業技術の向上のために毎年行われています。当日は15の圃場を回り、品質や収量性、病害防除などの項目を審査し、優秀賞のふじみ野市長賞には高木光雄さん(小松菜)が選ばれました。その他の審査結果は以下の通りです。
▽市議会議長賞=矢嶋俊則(カブ)、市農業委員会長賞=嶋田悦久(ホウレンソウ)、県農林振興センター所長賞=柿沼邦彦(ニンジン)、いるま野農業協同組合長賞=横山裕一(ホウレンソウ)
秋篠宮殿下は10月23日、総裁を務める大日本農会の農事功績表彰を受けた県内の3農家を視察されました。
川越市では、2022年度に緑白綬有功章(花き部門)を受章した山下徳弥さん、笑子さん夫妻を訪れました。色鮮やかなパンジーなどが並んだ棚を前に、秋篠宮殿下は「土壌によって花の色は変わりますか」と質問。地域の伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」についても、熱心に耳を傾けられました。
同視察はほかにも、桶川市の酪農家とさいたま市のクワイを作る若谷茂夫さんを訪問しました。
JAは懸賞付定期貯金キャンペーンの当選者を対象に農作物の収穫体験を開催しました。当選者14組27人が参加し、狭山市の室岡英紀さんの
同定期貯金キャンペーンは、農業体験を通じて農家と消費者を結ぶ機会を提供し、農業の大切さを体感、認識してもらうために行われており、来年の7月にはトウモロコシやエダマメなどの夏野菜の収穫体験を開催する予定です。
参加者は「サトイモの収穫体験は初めてだったので、とても楽しめた。旬の食材なので煮物などにして美味しくいただきたい」と笑顔で話していました。
埼玉県さといも協議会は11月7日、JAさといも選果場で「第9回埼玉県さといも協議会共進会」を開催しました。共進会は、生産量・産出額ともに全国1位の継続と県産サトイモの知名度向上などを目指して行われているもので、県内各地の生産者から
同協議会の亀田康好副会長(JA代表理事組合長)は「サトイモの生産振興と農業生産の拡大に努め、全国1位の知名度をより一層向上させていきたい」と力を込めました。
消費者が審査員となって美味しい茶を選ぶ「日本茶AWARD2023」の受賞茶が11月25日に発表され、狭山市の(有)明日香が
「日本茶AWARD」は、日本茶インストラクター協会と日本茶AWARD2023実行委員会が主催し、今回で9回目。日本茶の新たな価値を見出し、多くの人に多種多様なお茶の美味しさや香りを伝えていくこと目的に開催され、計13部門に538点の出品がありました。
明日香のメンバーの奥富康裕さんは「新しくできた萎凋煎茶部門で受賞できたことは非常にうれしい。県が育成した香りに特徴のある品種を活用し、萎凋茶として狭山茶の新しいブランド作りを頑張っていきたい」と話し、清水敬一郎さんは「県で生まれた品種で受賞できてうれしい。萎凋香を通じて、さまざまなお茶の製造に挑戦していきたい」と話しました。
県は11月25日、熊谷市で「2023年度埼玉農業大賞」の表彰式を行いました。
同賞は革新的な農業経営や新規性などのある技術を持ち、今後飛躍が見込まれる農業者や地域農業の振興や活性化に功績を上げた農業者などに贈られるもので、JA子会社のいるま野アグリは、地域貢献部門で優秀賞に選ばれました。同社の松田健さんは「関係機関や地域の方々のおかげで受賞することができた。今後も生産支援を継続的に行うための組織作りを目指していきたい」と話しました。
他には経営体部門では行田市の(株)はせがわ農園が革新的農業技術部門では富士見市のASTRA FOOD PLANが受賞しました。
県が主催する「いるま地域明日の農業担い手塾」は11月5日、4年ぶりに川越市のウェスタ川越を会場にした「第6回県民ふれあいフェスタ」で農産物の販売実践研修会を開きました。
同塾は、市町や農業委員会、県川越農林振興センターなどが連携し、新規就農希望者に2年間の実践研修を行っています。JA管内では15人の塾生が就農を目指しています。
当日は、塾生が各々育てた旬の新鮮野菜、珍しい赤いトウモロコシの他、焼き芋やハチミツなどを販売。塾生は研修後「対面販売を通じ、よりお客さまに喜ばれるよう農業に励みたい気持ちが強まった」などと話しました。
JAは11月8日、狭山市の上奥富運動公園コンビネーショングラウンドで第20回JA年金友の会グラウンド・ゴルフ大会を開催しました。
本大会は、各地域から勝ち抜いた各支店の会員(54チーム334人)が参加しました。当日は、天候に恵まれ、参加者は日頃の成果を発揮し各地域の参加者と交流を深めました。
個人戦の優勝者は、総打数42で宮町支店の中島光明さん。団体戦は、総打数357で宮町支店の宮町Aグループが優勝しました。
JAは10月から11月にかけての4日間、川越市のJA広域営農センターで大型特殊免許(農業用限定)取得事前講習会を行いました。
同講習会は、2010年からスタートし、延べ921人が参加。819人が免許取得しています。当日は、JA農機センターの職員が受験心得やコース周回時のポイント、乗り降りのチェックなどを説明し、参加者はMTとATをそれぞれ運転し、技術を習得しました。
参加した筋野龍三さんは「3年前に就農した。免許を取得し、効率よく農作業に励みたい」と話しました。
ユズの産地、毛呂山町で11月24日、特産の「桂木ゆず」の収穫が最盛期を迎えました。JA毛呂山柚子 部会の初野健一さんは「今年は豊作年。雨量が少なかった影響でやや小ぶりだが、香り良いユズに仕上がっている」と話しました。
同町のユズ栽培は、奈良時代から始まったとされています。「桂木ゆず」は皮が厚く香り高いことが特徴で、贈答用としても人気が高いです。
同部会は45戸が所属しており、今年は約10トンの出荷を見込んでいます。
初野さんは「ユズは余すことなく使える。鍋やジャム、薬味などで香りを楽しんでほしい」と笑顔で話しました。
収穫した「桂木ゆず」は、12月末までJA毛呂山農産物直売所などで販売を予定しています。
笑顔で収穫する初野さん
マスコミ各社も取材に訪れました