新執行役員に聞く所信表明
令和5年6月16日に新執行役員として「亀田康好 代表理事組合長」・「加藤榮壽 代表理事副組合長」・「石森義朗 代表理事専務」が就任いたしました。
今号の特集では、三人の人となりや今後のJAでの方向性など思いの丈をお話いただいたものをまとめてご紹介いたします。
代表理事副組合長
●氏名
●座右の銘・モットーなど
転ばぬ先の杖
●略歴
1954年 生まれ A型
2017.6 JAいるま野理事
2020.6 JAいるま野地域理事代表
2023.6 JAいるま野代表理事副組合長
代表理事組合長
●氏名
●座右の銘・モットーなど
反芻自戒
●略歴
1954年 生まれ B型
2004.6 JAいるま野理事
2014.6 JAいるま野監事
2017.6 JAいるま野地域理事代表
2023.6 JAいるま野代表理事組合長
代表理事専務
●氏名
●座右の銘・モットーなど
利他の心
●略歴
1955年 生まれ A型
2014.6 JAいるま野理事
2017.6 JAいるま野地域理事代表
2023.6 JAいるま野代表理事専務
代表理事組合長
●氏名
●座右の銘・モットーなど
反芻自戒
●略歴
1954年 生まれ B型
2004.6 JAいるま野理事
2014.6 JAいるま野監事
2017.6 JAいるま野地域理事代表
2023.6 JAいるま野代表理事組合長
代表理事副組合長
●氏名
●座右の銘・モットーなど
転ばぬ先の杖
●略歴
1954年 生まれ A型
2017.6 JAいるま野理事
2020.6 JAいるま野地域理事代表
2023.6 JAいるま野代表理事副組合長
代表理事専務
●氏名
●座右の銘・モットーなど
利他の心
●略歴
1955年 生まれ A型
2014.6 JAいるま野理事
2017.6 JAいるま野地域理事代表
2023.6 JAいるま野代表理事専務
司会:まずは役員就任おめでとうございます。
就任直後はお忙しい日が続いたのではないでしょうか?
改めて就任にあたり、いくつかお考えをお聞かせ願えればと思います。
――生産資材の価格高騰や労働力不足、インボイスを始めとする税制課題など農家経営は多くの課題を抱えておりますが、農家の所得向上を目的とした場合、どのようなアプローチが必要だと思われますか?
亀田組合長:まず前提として、農家が置かれている現状については世界情勢などの対外的な要因が多く、個々人で打開できる状況ではないことは憂慮すべきことです。
そのような中、我々がすべきこととしては国に対する支援の要望、そして農家自体の考え方を徐々に変化させていく支援をすることだと思います。
従来の農家は農業機械などを全て自分でまかない、経営していく手法が中心でしたが、今の日本の農業では、そのような経営体系ではコスト高に陥ってしまう可能性が高くなるように思われます。「農業機械の共同利用」や「共同作業」など新しい農業の環境を作り上げることがコスト高の低減につながり、ひいては農家の所得向上につながっていくと思われます。
加藤副組合長:私は「販売方法の多様化」についても考えていく必要があると思います。具体的にはECサイトなどインターネット上の販路も視野に入れることが重要だと感じています。ECサイトでは販売場所や時間的な制約がなく、価格設定も自身で行えるため、販売の機会損失を減らすことができると思います。しかし、個人でECサイトを立ち上げたり、運営していくには労力やコストが掛かるので、JAが力を発揮し、組織としてECサイトを立ち上げることが将来的には必要なのではないかと思います。
世間の情勢をとらえ、時代に合った新しい販売方法についても模索していくことが、今後のJAの動きとしては重要なのではないかと思っています。
石森専務:私もお二人の仰ることには同感です。それに加え、私は農家が所得を向上するには「生産物を高く売り、資材や運送費などのコストを抑えること」が重要だと考えます。
既に動きを見せつつありますが、共販出荷においては手数料や運送費などのコストを抑えた上で新たな販路の拡大に着手することが、農家の所得向上に結びつくと思います。また、直売所でも出荷者を増やすために「気軽に出荷できる」という点を更に多くの農家に認知してもらう必要があると感じます。多くの出荷者による新鮮な野菜が並ぶ直売所という売りが広く一般の消費者にもPRできれば、自ずと来店客の増加につながっていくのではないかと思います。
亀田組合長JA管内は共販・直売・産直など様々な販路があり、また消費者が身近にいる環境はありがたいことだと感じています。それぞれの特徴に応じたセールスポイントを突き詰めていき、農家の方の所得に還元するための方策を、我々は継続して考えていきたいと思います。
司会:ありがとうございました。組合員の所得向上のため、我々職員も真摯に取り組んでいきたいと思います。
それでは次に移ります。
――いるま野役員の就任にあたり、組合員の皆さまへ所信表明をお願いします。
亀田組合長:JAでは、さまざまなイベントなどが再開されつつあります。コロナ禍では「協同組合」という原理原則は大事だということを学びました。今後は、コロナ前に戻るのではなく、コロナ禍で学んだ経験を活かし、進化していきたいと思っています。
また、JAの渉外担当者や営農推進員などが良い
今後は、新しい考え方でさまざまなことにしっかりと挑戦していくことが大事ではないでしょうか。職員の気持ちが前向きになって業務に励めるよう職員の気持ちも考えていきたいです。
加藤副組合長:JA内では、支店を統合し1つの支店が大きくなっています。JAと組合員との接点が減らないよう、JA渉外担当者などが組合員の声に耳を傾け、良い提案などができるよう日々邁進しています。
JAは10市3町と広い地域を管轄しています。今後もJAとしてしっかりと役割を果たしていき、頼りになる存在にならなければならないと感じています。
また最近は、農業者の人口が減り、高齢化し農地を管理できなくなっている状況ではありますが、地域同士で助け合いできる組織を構築していきたいと思っています。
石森専務:代表理事専務という役は、重責と思っています。また、決裁をする事項も多くあります。判断をする際は、人の道として正しいのかを判断基準に考え、JAの常識ではなく、人として正しいのかを判断していきたいと考えています。
そして、我々三人で意見交換を充実させ、常勤役員とも良い連携をとっていきたいです。また、職員一人ひとりと会話をする機会を設け、若い良い意見を聞き、より良いJAを築いていきたいです。農業者の所得向上を目指していくとともに、職員が大好きなJAを目指していきたいと思います。