JA精米センターはこの度、令和4年12月16日に「精米HACCP」認定を取得しました。
平成18年より稼働を開始し、地産地消を基本とした「安心・安全でおいしいお米をお届けする」をモットーに年間約2,500トンの精米を出荷しています。
「精米HACCP」認定を取得したことにより、食品の国際規格指針に示されたHACCP手法と5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)に取り組み、より高い安全性の確保を目指し、張込工程・精米工程・出荷工程で品質確認と異物除去を行い、今まで以上に「安心・安全」なお米をお届けできるよう努力してまいります。

精米HACCP(ハサップ)とは

通常のHACCP手法に加え、日本精米工業会が定める規格に基づいた、精米工場の管理に特化したHACCP手法です。

HACCPとは
Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という言葉の略語で、食品を製造する際に安全を確保するための管理手法のことを言います。
HACCP = HA(危害分析)CCP(重要管理点)
食品の製造・出荷の工程で、どの段階で異物混入が起きやすいかをあらかじめ予測・分析して未然に防ぐ方法です。

精米センターのHACCPの取り組み

工場すべての原料及び施設・工程での異物混入要因を分析し、作業手順・工程機器・点検記録等に対してマニュアルの作成や管理基準を設定し、マニュアルの通り管理・点検・記録していきます。特に色彩選別機と金属探知機をCCP(重要管理点)とし、定期的な品質確認と品種切替時のテストピースを用いた点検と記録を行い、異物混入を防ぐ最後の砦と位置付け管理を行います。月一回のミーティングにより作業手順・記録内容を検証し、改善・改良を繰り返し行い取り組んでまいります。

テストピース

金属探知機が正常に反応するかの確認に使用します。
(アルミ1.7mm/ 鉄1.0mm)

工程管理

張込(玄米受入・投入)

玄米受入での品質検査を行い、不具合(異臭・カビ等)の有無を確認し記録します。

温度管理された低温倉庫保管を行い品質保持します。

玄米投入前に再度品質確認を行い、エアーコンプレッサーによりほこり等を除去します。

低温倉庫
投入前検査
ほこり除去

精米

精米白度(お米の白さ)と品質確認を目視と機器による測定値で確認と記録をします。

精米確認
色彩選別機
金属探知機

出荷

目視による確認を行いながら作業し、出荷まで低温倉庫保管を行い品質保持します。

計量・包装機
包装作業
低温倉庫保管