JA日高栗出荷部会は1月11日、同部会役員の浅野與市さんの圃場で栗の剪定講習会を開き、部員58人が参加しました。講習会では、大粒な栗の生産と収量増を目指し、浅野さんと県農林振興センターの松葉口修課長が講師を務め、今年度の生育状況を踏まえたうえでの剪定のポイントや、病害虫防除などを説明した後、松葉口課長が実際に剪定し説明しました。
浅野さんは「高齢の栗農家が多いため、2年枝を中心に使う主幹形栽培(埼玉方式)で栽培した方が剪定時間も大幅に短縮できる他、大粒の栗を生産できる。この講習会を機に、より良質な栗を生産したい」と話しました。
JA管内を中心とした三富地域(川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町)で江戸時代から続く伝統農法の「武蔵野の落ち葉堆肥農法」への理解を深めることを目的に落ち葉掃きの体験が実施されました。
1月7日には、三芳町の多福寺の平地林で行われ、県内外から159人が参加しました。「三芳町川越いも振興会」会員による落ち葉の籠詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、1時間ほどかけて56籠の落ち葉を集めました。
また29日には、所沢市下富にある「三富江戸農法の会」の横山進会長の平地林で「三富地域農業振興協議会」が主催の第10回三富千人くず(落ち葉)掃き大会が開催され、地域住民ら110人が参加しました。2時間ほどかけて作業した後、集められた落ち葉の堆肥場を見学し、伝統農法を肌で感じたことで、地域農業への理解を深めました。集められた落ち葉は、農家のもとで2年ほどかけて発酵させてから圃場にすき込まれ、堆肥として活用されます。
埼玉県さといも協議会は1月27日、さいたま市で「第8回埼玉県さといも協議会共進会」(昨年11月開催)の表彰式を開催し、川越市の金井俊夫さん(
共進会は、生産量・産出額ともに全国1位の継続などを目指して行われているもので、合計300点が出品されました。
金井さんは「賞を励みに今後も素晴らしいサトイモを作っていく」、白倉さんは「今後も魅力ある農業を目的に頑張っていきたい」と抱負を語りました。
JAは1月14日、「子ども食堂農業体験学習」の最終回となる3回目の体験学習を実施しました。富士見市やふじみ野市などで子ども食堂を利用する小学生とその両親などを対象に、地域特産のホウレン草の作付けから収穫までの栽培工程を体験してもらうことで、食への関心や地域農業への理解の醸成を図るのが目的です。JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用して行われました。
講師は富士見市の星野貴洋さんが務め、29人の参加者は、自ら作付けなどを行ったホウレン草を収穫したほか、子ども食堂が作った食事を味わい、JA管内の農産物への理解を深めました。
2022年12月に開催された「JOCジュニアオリンピックカップ第36回全国都道府県対抗中学バレーボール大会」で、全国3位に入賞した埼玉県女子バレーボール選抜チームのメンバーら5人が1月16日、JAの清水伸幸常務理事らを表敬訪問しました。ふじみ野市内の体育館を主体に練習していた同チームで、練習後に食べるおにぎりに使用する米が不足していると聞いたJAが、選手の健闘を祈念し、彩のきずなを原料にした金芽米50キロを寄贈したことへの感謝の意を込めた訪問となります。今後もJAでは寄贈などを通じて食と農の大切さを発信していきます。
毛呂山町特産で香りの良さに定評のある「桂木ゆず」が炭酸入浴剤になりました。
大手ドラックストアのウエルシア薬局が、同町やアース製薬と連携して開発・商品化。昨年12月中旬に販売し、売り上げは好調です。
入浴剤「温泡ONPO 桂木ゆずの香り」の開発は、同社の「産地と全国をつなぐ元気の絆」の一環。「桂木ゆず」のエキスを抽出して精油化、香りにこだわった商品です。価格は1箱12錠入り698円(税別)。全国の1,768店舗、1万9,200箱限定で販売しています。
JAは1月から1ヶ月間、組合員を対象とした肥料価格高騰対策事業に関する説明会を開きました。説明会は管内の59ヶ所で開かれ、698人が参加し、肥料価格高騰に対する支援の具体的な内容や申請手続きの方法などについて説明が行なわれました。JA営農企画課の奥冨亨課長は「生産資材価格の高騰・高止まりにより、農家経営・営農継続が危機的な状況だ。農業者がこの危機を乗り越え、農産物の安定生産・安定経営していくためにも本事業の活用を支援していきたい」と話しました。本事業に対するお問い合わせは、最寄りの支店・営農販売センターでも承っています。
川越市の柳川長治郎さんは、昔ながらの味噌造りを始めて40年を迎えました。今年は任意の参加者30人がそれぞれ3日間に渡り味噌造りに励みました。
味噌は、米麹から手作りしています。原料となる米は、生産者が自ら生産した「彩のかがやき」を使用。大豆はJAの子会社、いるま野アグリで栽培した「里のほほえみ」を使用しています。ふじみ野市の50代女性は「教えていただいて7、8年が経った。毎年美味しく友人からも好評だ」と話し、柳川さんは「毎年寒仕込みを行っている。地元以外からも参加者が増えてうれしく思う」と笑顔で話しました。味噌は、1年ほど熟成させ来年1月ごろに完成する予定です。
JAは1月28日、JA共済連埼玉県本部の地域・農業活性化積立金を活用し、「いちご狩りと原木しいたけ収穫体験ドライブツアー」を開きました。准組合員を対象に、農業を知ってもらい地域農業の応援団になってもらうことが目的。農協観光埼玉エリアセンターと連携して、コロナ禍でも密を避け農業収穫体験ができるドライブプランです。
抽選で選ばれた25人は、所沢市でいちご狩りと原木しいたけの収穫体験を満喫した後、JA農産物直売所「あぐれっしゅふじみ野」で新鮮な農産物を買い物し地元野菜を使用した特製弁当も受け取りJA管内の農産物を堪能しました。
原木しいたけを収穫する参加者