JAいるま野 第九次
中期3ヶ年計画
(令和4年度~令和6年度)
JAいるま野では、『人に優しい豊かな地域社会を目指して』の理念のもと、『第九次 中期3ヶ年計画』を策定し、3つの基本方針を掲げました。
1.農業者の所得増大・農業生産の拡大
2.豊かで暮らしやすい地域社会の実現
3.協同活動を支える経営基盤の確立
今号の特集では、不断の自己改革のさらなる進化を目指し、この3年間でJAいるま野が目指すべき姿の概要をお伝えしていきます。
1.農業者の所得増大・
農業生産の拡大
1.需要者ニーズに応じた農畜産物の生産・販売拡大への取り組み
農畜産物の販売強化と生産量増加に向けた生産体制・生産技術の支援
実需者である市場や消費者などのニーズに応じた生産計画や主力品目野菜の契約取引拡大により、生産量の拡大と有利販売に取り組みます。
また、農畜産物の生産量増加に向けた栽培管理の支援と競争力のある産地形成に取り組みます。
JA直売・産直による地域農畜産物の販売力強化と生産支援
直売所間の相互流通とJA間取引により、JA農産物直売所ならではの魅力ある品揃えと集客力の強化に取り組むほか、量販店と連携した産直販売の強化に努めます。
農業所得安定化を図る営農指導の実践と経営支援の強化
担い手ニーズや経営規模に応じた営農指導・経営指導により、農業所得増大・安定化に取り組むほか、JA総合事業による事業間連携を活かし、農業経営の支援強化に取り組みます。
2.農業トータルコストの低減への取り組み
生産コストの低減
銘柄集約肥料の普及拡大と生産資材の担い手直送規格銘柄の拡充に取り組みます。また、持続可能な開発目標(SDGs)の貢献に向け、土壌診断結果に基づく適正施肥の推進提案や環境配慮型資材の普及に取り組みます。
出荷コストの低減
段ボールに代わるコンテナ出荷や業務用バラ出荷を拡大し、出荷にかかる資材費や労力軽減に取り組みます。
3.多様な次世代の担い手づくりと支援強化への取り組み
多様な次世代担い手の確保による地域農業の承継支援
農業生産の拡大、効率化に向けた農地維持・利用促進
農作業無料職業紹介所や農福連携事業の普及・拡大による農作業労働力の確保に取り組みます。水田・畑作における先端技術やスマート農業の研究を進め、農作業の省力化支援に取り組むとともに、地域農業の維持継続に向け、いるま野アグリや集落営農との連携による農作業受委託の支援に取り組みます。
「農業者の所得増大・農業生産の拡大」重点取組指標
◇対象者:共販出荷する組合員
契約取引量の拡大による販売強化 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
【想定】㎏あたり17円増加 | 目標 | 目標 | 目標 |
令和6年度目標 3,100t | 3,000t | 3,050t | 3,100t |
※令和4年度より契約取引の基準を見直しております。
◇対象者:米を生産する組合員
カントリー集荷量の拡大 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
【想定】市場価格差1俵607円 | 目標 | 目標 | 目標 |
令和6年度目標 4,300t | 4,200t | 4,220t | 4,300t |
◇対象者:直売所へ出荷する組合員
直売所間相互流通による販売強化 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
【想定】農直品平均単価251円 | 目標 | 目標 | 目標 |
令和6年度目標 75,000点 | 70,000点 | 72,500点 | 75,000点 |
◇対象者:主に基幹的農業従事者
肥料銘柄集約品目の普及拡大によるコスト低減 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
【想定】1袋あたり48円~599円 | 目標 | 目標 | 目標 |
令和6年度目標 25,900袋 | 23,400袋 | 24,700袋 | 25,900袋 |
農業資金供給への取り組み
◇対象者:主に基幹的農業従事者
項目 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|
農業融資新規実行 | 目標 | 目標 | 目標 |
農業融資新規実行累積目標 3,600百万円 | 1,200百万円 | 1,200百万円 | 1,200百万円 |