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いるま野NEWS

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伝統農法を肌で感じて
地域住民らが落ち葉掃きを体験!

2025年1月29日

JAいるま野管内を中心とした三富地域(川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町)などで、世界農業遺産に認定された伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」への理解を深めることを目的に、落ち葉掃きの大会が行われました。

1月18日には、三芳町の多福寺の平地林で行われ、約230人が参加しました。三芳町川越いも振興会の会員による落ち葉の籠(かご)詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、約2時間かけて落ち葉を集めました。落ち葉掃き体験後は、㈱大東ガスが用意した焼き芋が振る舞われました。

また25日には、「三富江戸農法の会」の横山進会長が管理する所沢市と狭山市の平地林で「三富地域農業振興協議会」が主催の「三富千人くず(落ち葉)掃き及び植樹イベント」が開催され、地域住民ら約90人が参加しました。落ち葉掃き後、参加者は落ち葉の堆肥場を見学した他、今年は埼玉県で「第75回全国植樹祭」が開かれることから、コナラの苗木を植栽し、平地林を若返らせるための活動に取り組みました。

集められた落ち葉は、今後、農家のもとで2年ほどかけて発酵させてから畑にすき込まれ、堆肥として活用されます。