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栄養大生が考案 直売所で弁当販売
2024年11月15日
坂戸市の女子栄養大学と三芳町、同町内の若手生産者グループなどが連携し、同町で取れた野菜を使った弁当を開発する取り組みが6年目を迎えました。JAいるま野農産物直売所「あぐれっしゅふじみ野」で週替わりで11月19日までの期間限定で販売をしています。
取り組んだのは、みよし野菜ブランド化研究会で、農産物のブランド化や販売促進などを目的に若手農業者らが活動しています。2019年から、同町と協定を結ぶ女子栄養大学とレシピの開発をスタート。「癒しのレシピ事業」として、町内野菜のPRに努めています。
今回は、同大学栄養学部食文化栄養学科食料・地域経済学研究室の学生10人がレシピを考案。同町産野菜をふんだんに使った「みよし野菜の魅力発見!えがお満彩弁当」と「いろみよし!うまみよし!まんかい弁当」の2種類を作りました。
「えがお満彩弁当」
「みよし野菜で家族みんなをにこにこ笑顔に」がコンセプト。「みよし野菜とマッシュルームのグラタン」や「そぼろ風オムライス」など5品をそろえました。彩りと健康を意識し、主菜と副菜のバランスが良いです。たくさんの野菜が入り、ヘルシーながらも満足感が得られる弁当に仕上げました。
「まんかい弁当」
サトイモやニンジン、サツマイモなど7種類の「みよし野菜」を使用。「みよし野菜で日常に新たな彩りを」をコンセプトに「さつまいもの甘コロバター焼き」や「サバのガリシア風パン粉焼き」など6品が並びます。同校の学生にも人気の品を取り入れ、バランス良く食べ応えのある弁当になるように考えました。
いずれの弁当も、一般社団法人「健康な食事・食環境コンソーシアム」が栄養バランスのとれた食事を認証する「スマートミール」の基準に適合することを意識してメニューを開発。食塩相当量を3グラム前後に抑えつつ、満足感が得られる工夫が施されたレシピとなっています。
指導した同大学栄養学部食文化栄養学科の平口専任講師は「今回の弁当は学生がコンセプトとそれに沿ったストーリーを考え、メニュー作りに励んだ。2つの弁当ともレシピを配布するので、家庭でも楽しんでもらいたい」と話しました。
レシピを考案した学生は「小さい子どもでも野菜が楽しめるように味付けなどを工夫した。これをきっかけに『みよし野菜』の魅力を知ってもらえたら嬉しい」と笑顔で話しました。
弁当は1日30食限定で1個700円(税込)。6日~12日までは「えがお満彩弁当」が、13日~19日までは「まんかい弁当」が販売されます。