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越生町特産の「梅」収穫最盛期
2024年6月1日
関東三大梅林の一つで知られる越生梅林で5月29日、特産の梅の収穫が最盛期を迎えました。
同梅林では約2ヘクタールに、主力品種「白加賀」をはじめ、ブランド梅の「越生べに梅」などが約1000本植えられています。
梅は開花後、約3日間で受粉が行われますが、3月の気温の低さや降雪によりセイヨウミツバチの活動が減少。JAいるま野越生支店梅部会全体の収量も例年の約3割程度を見込んでいるのものの、品質は変わらず良好です。例年1キロ700円のものが1000円程度にまで価格が高騰しているそうです。
最盛期を迎えたのは、果肉が厚く、皮の柔らかさが特徴の「白加賀」。「つぶよりの梅は越生の青ダイヤ」と越生郷土かるたでうたわれるほど青々とした色味で、果汁の多さから、梅酒や梅ジュース、甘露煮などの加工用として人気を集めています。
6月中旬からは、同町のブランド梅「越生べに梅」が収穫期を迎えます。「越生べに梅」は在来品種で皮が薄く、果肉の厚さとフルーティーな香りが特徴です。梅干しなどの加工品として人気が高く、県外から求めるファンも多いです。
同部会の山口副会長は「越生の梅は農家が一つ一つ優しく手でもいでいる。収量に心配はあるが、品質重視で生育し、高い評価をいただいているのでぜひ味わってもらいたい。今後は研修会も予定しており、情報共有をしながら部会として取り組んでいきたい」と笑顔で語りました。
収穫した梅は、JA農産物直売所や「うめ園梅の駅(越生自然休養村センター)」などで5月下旬から6月下旬頃まで販売する予定です。