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「狭山新茶」露地で茶摘み

2024年4月25日

狭山茶の主産地、入間市で4月25日、露地栽培の新茶の茶摘みが始まりました。

新芽を摘み取ったのは、同市で「平塚園」を経営する平塚さん。品種は「さやまかおり」と「摩利子(まりし)」を掛け合わせた同園オリジナルの品種で、うま味のある味わいと鮮やかな色合いが特徴です。

初摘みの一番茶は同園工場にて加工され、4月下旬から店頭に並び、100グラムあたり2~3,000円で販売される他、通信販売でも販売する予定です。

約30アールの茶畑での作業は早朝から行われ、平塚さんとともに近所の主婦ら約25人が8~10センチほどに伸びた新芽を一つ一つ丁寧に摘み取っていきました。収穫量は約120キロを見込んでいます。

新芽の生育は、4月以降の温暖な気候と適度の雨量のおかげで順調。例年通りの摘み取りとなりました。

平塚さんは「一年をかけて丁寧に育て上げた。寒気が強かった時期には寒冷紗などを使い、栽培管理を徹底した。大地の栄養をふんだんに蓄えた新茶の豊かな味と香りを消費者の方には楽しんでもらいたい」と笑顔で話しました。