総合相談センターは、共済、融資、年金、資産相談などを担当する職員で構成され、支店の支援をおこなっています。その業務の中で、私は融資業務、主に住宅ローンを担当しています。

　住宅ローン業務は、住宅建築メーカーや不動産業者へ営業活動を行い、住宅ローンを利用して住宅を購入しようと考えている方への融資相談、および審査を行っています。相談は、ＪＡいるま野との取引が初めての方が多く、その方に住宅ローンからＪＡを知ってもらい、事業を理解していただけるよう努めています。住宅ローンをきっかけに直売所の利用等、様々なＪＡ事業をご利用いただくことが、地域農業振興の一助となり豊かな地域社会の創生につながればと思っています。

　住宅の購入は、人生で最も大きな買い物のひとつに挙げられます。そのため契約される住宅ローンも当然に大きな金額になります。そんな大きなお金を借りるにあたり、当然お客様も多くの不安を抱えています。私は住宅ローンを借りていただくだけでなく、その方の人生設計を考え、適切な返済ができるようアドバイスも行っています。その為には現在の法制度や税制等の幅広い知識が必要となるため、様々な資格取得の勉強をしています。また、内容も人それぞれであるため、自分だけの考えにとらわれず周りの同僚や先輩、そして上司と相談しながら仕事をしています。

　住宅ローンは各金融機関で様々な商品を提供していますが、その中からＪＡいるま野を選択・利用していただき、ご契約・ご決済が終わった際に「農協さんに相談して色々とわかりました、農協さんに相談してよかった、ぜひ今度新居に来てください」など、感謝される場面も多く、携わっていることに誇りを持てる仕事だと思います。

　ローンを利用して自宅を購入することは多くのお客様の最終的なゴールですが、そこに至るまでの道のりは人それぞれであり、よりベストな道を見つけるために色々と考え、話し合い、最終的に満足してローンを利用していただくことは、非常にやりがいがあり達成感や、日々成長を実感することができます。

　私が担当している業務は、専門的な幅広い知識が必要ですが、それは仕事以外にも、自分自身の生活や人生に役立つ知識の習得に繋がります。業務を通して自分自身が社会人として大きく成長ができる職場であると感じています。