生産者の方と直接、顔を見て話すことで一緒に農作物を作っているという気持ちになります。
内野 旭2017年 入組
営農相談
私は実家がJAいるま野管内の畑が多い地域にあり、農家という事もあったため、小さい頃から農業というものが近くにありました。そのことから将来も農業に関係した仕事がしたいと思い入組しました。また就職活動の際に、生まれ育った地元で地域社会に貢献したいと思ったことも入組の大きな決め手となりました。
現在、私が行っている業務は主に米、麦、大豆に係る営農相談業務です。例えば水稲の場合、品種によって肥料設計が変わってくるため、適切な施肥量とタイミングをご提案したり、麦畑の雑草に困っている生産者のところに伺い、効果的な除草剤を推進したりしています。他にも、実際に管内の生産者に調査圃場として提供していただいている水田の生育調査や、生産者に向けた栽培講習会を開催し、その年の気候に基づいた栽培指導などを行っています。そうした業務の中で私が一番大切にしていることは「直接お会いしてコミュニケーションをとること」です。私はどんなちょっとした用事でも、時には用事がなくても生産者のところにお伺いしてお話を聞いていきます。そうすると会話をしている中で自然と生産者の方が今困っていることや疑問に思っていることを引き出すことができ、それに答えることで生産者との信頼関係を深めることができていると思います。また電話とは違い、お伺いして直接顔を見て話すことで、生産者の方が本当に必要としていることや、どの点に困っているかが明確に読み取ることができると思っています。こうしたことからも、私は「直接お会いする」という部分をとても大切にしています。
ある時、生産者の方に「内野さんが定期的に来てくれるから、疑問に思ったことや分からないこともすぐに解決できてとても助かっている。ありがとう。」と言っていただいたことがあります。この時、自分の仕事をすごく誇りに思い、とてもやりがいを感じた瞬間でした。営農相談業務は覚えることも多く、農家の方から勉強になることも少なくありません。しかしこうしたやり取りで、農協として農家の方と一緒に農作物を作っていっているように感じられることと共に、JAいるま野から品質の良い美味しい農産物を消費者に届けられるようにと日々考えながら仕事をしています。
私の営農推進員としての最終的な目標は、生産者の方に「営農相談と言ったら内野さん」「内野さんに聞けば安心だ」と思っていただけるような営農推進員になることです。そこまで辿り着くには経験、知識ともにまだまだ勉強することがたくさんありますが、いち早く理想の営農推進員になれるように努力していこうと思います。