JAいるま野広報 2017年4月号 No.252
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日高市 田木秋葉 俊幸 さん親の築いてきた農業を大切にしたい 私は就農して15年目で、父と母と妻の4人で農業を営んでいます。 耕作面積は3ヘクタールで、ニンジン、キャベツ、ネギ、サトイモ、ウドなどの多品目野菜を栽培し、JA直売所やJA共販、量販店に出荷しています。 ニンジンやサトイモの出荷とともに、1月中旬から「軟白うど」の出荷も始まりました。軟白うどは50アールを栽培しています。 ウドは春から根株を畑で育て、冬には根株が日に当たらないように、室(ムロ)と呼ばれる地下で伏せ込みます。日を当てずに育てるので、真っ白で太く柔らかくなり、80センチほどに育ったら収穫します。収穫をしないと、どんどん伸びてしまうのでしっかり管理をしています。 「軟白うど」の収穫は室に入り、低い姿勢を保って作業するので、腰に負担がかかり大変ですが、納得のできるウドが収穫できたときは、早く消費者にお届けしたいという気持ちになります。 「軟白うど」は、白くてアクが少なく、シャキシャキとした食感が特徴で、香りもよく、酢みそ和えや天ぷら、炒め物、煮物など色んな料理に使えます。 これからも親の築いてきた農業を大切にし、新鮮、安心、安全で美味しいと消費者に信頼され、喜ばれるような農産物を家族で協力して生産して行きたいと思います。ニンジンの出荷作業室の中での収穫作業家族とともに消費者に喜ばれる農産物を生産します08「いるま野」2017.4
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