JAいるま野 広報誌 2025.03|No.345
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かごほじょう落ち葉掃きを楽しむ参加者(狭山市)最優秀賞を受賞した宮澤さん㊨と優秀賞を受賞した北野さん㊧焼き芋を堪能する参加者(三芳町)闘茶に挑戦する坂巻さん(㊧から2番目)ら 県川越農林振興センターは1月15日、狭山市市民会館で入間地方青年農業者会議のプロジェクト活動成果発表会・講演会を開きました。青年農業者や地域の指導農業士、いるま地域明日の農業担い手育成塾の塾生など約70人が参加。管内4つの4Hクラブが成果を発表し、最優秀賞は狭山市4Hクラブの宮澤康一朗さん、優秀賞はむさし4Hクラブの北野瑞季さんが受賞しました。 同会は、農業技術や経営能力の向上などを目的に開かれ、今年で30回目。課題設定の背景と動機、活動内容などの項目を100点満点で採点・審査します。最優秀賞と優秀賞を受賞した狭山市4Hクラブとむさし4Hクラブが、2月開催の県大会に出場します。09 JA管内を中心とした三富地域などで、世界農業遺産に認定された伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」への理解を深めることを目的に、落ち葉掃きが行われました。 1月18日には、三芳町主催の落ち葉掃きが同町の多福寺の平地林で行われ、地域住民ら約230人が参加しました。三詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、約2時間かけて落ち葉芳町川越いも振興会の会員による落ち葉の籠を集めました。落ち葉掃き後は、㈱大東ガスが用意した焼き芋が振る舞われました。 また25日には、「三富地域農業振興協議会」主催の「三富千人くず(落ち葉)掃き及び植樹イベント」が所沢市と狭山市の平地林で開催され、地域住民ら約90人が参加しました。参加者は落ち葉掃き後、落ち葉の堆肥場を見学した他、今年は5月に埼玉県で「第75回全国植樹祭」が開かれることから、コナラの苗木を植栽し、平地林を若返らせるための活動に取り組みました。 集められた落ち葉は、今後、農家のもとで2年ほど寝かせてから圃場にすき込まれ、堆肥として活用されます。 狭山茶の主産地の一つ、所沢市で1月11日、利き酒のように見た目や味、香りで茶の産地などを当てる「闘茶会」が開催されました。今年は新たに一般参加者を交えての開催に変更され、同市の観光大使で俳優の坂巻有紗さんや在日フランス大使館関係者ら33人が参加しました。 闘茶では、同市産の狭山茶「松・竹・梅・鶴・亀」の5種類を使用し、参加者は自らの五感を頼りに、茶の香りや味などを確認し、解答用紙に記入していきました。 所沢市茶業協会の関隆治会長は「今回から一般市民も対象とした闘茶会に生まれ変わった。狭山茶の楽しさや美味しさなどを知ってもらうイベントとして、今後も育んでいきたい」と話しました。JAirumano News入間地方青年農業者会議プロジェクト活動成果発表会・講演会開催新春の風物詩所沢市で闘茶会開催!伝統農法を肌で感じて地域住民らが落ち葉掃きを体験!

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