JAいるま野 広報誌 2025.02|No.344
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農業を取り巻く環境について「あの人の喜ぶ顔が見たいから頑張ろう」というのが、農業を営み続ける理由になるのではないでしょうか。自身も重要であると感じています。JAでは県や指導農業士協会、行政などと連携し「明日の農業担い手育成塾」の塾生や新規就農者、農業大学校の学生と地域の指導農業士を結びつける交流会を開くなど、これからの農業を担う人材を孤立させず、独り立ちするまで支援する取り組みにも力を入れています。また、JA管内は生産者と消費者が混在する農業地帯です。将来的には地域の方々を巻き込んだCSA(地域支援型農業)を展開できればと考えています。亀田組合長:お二人のご意見は私や慢性的な労働力不足などにより農業に対するコスト高が叫ばれる中、野菜などの適正価格への反映が未だに進んでいないのも現状です。こうした農業を取り巻く環境についてどのようにお考えでしょうか?のは「農業に対する消費者理解を獲得すること」です。昨年も米や野菜などの価格高騰による買い控えが話題になりましたが、一方で「ようやく農産物の価格が上がった」といった報道も徐々に目にするようになってきました。何十年にも渡り農家の方が耐え忍んできたものが、本来の意味で解消され、適正価格の水準に近づいてきてはいますが、それに対し消費者亀田組合長:生産資材の価格高騰勝野審議官:私が重要だと考える農林水産省大臣官房審議官農ジャーナリストフリーアナウンサーいるま野農業協同組合代表理事組合長04勝野美江小谷あゆみ亀田康好××

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