農業に従事する「人」の課題について齢が年々上昇するなかで、後継者不足や新規就農者の減少といった「人」に関わる問題が深刻な課題となっています。そのような課題に対してどういったアプローチが必要でしょうか?都市近郊に位置し、「都市近郊農業」を行えている点が後継者や労働力不足問題を考える上で、最大のメリットになると思っています。農業を始めたいと思った人が、いきなり地方の農村などに移住するのはハードルが高いですが、 JAいるま野管内でしたら都会にも行きやすく、なおかつ素晴らしい農作物や経験豊富な農家の方も多いので、農業に取り組みやすい亀田組合長:農業従事者の平均年勝野審議官:JAいるま野管内は農林水産省大臣官房審議官 依然として続く生産資材の高騰や異常気象、その一方で課題として残る農産物の価格転嫁や後継者問題など、現在の農業を取り巻く環境は未だに厳しく、多くの不安を抱えています。 こうした中、JAでは農林水産省の審議官である勝野美江氏と農ジャーナリストとして全国の農業地帯を巡っている小谷あゆみ氏をお招きし、組合員が抱える課題について対談を行いました。 今号の特集では、対談の様子をわかりやすくまとめてご紹介します。農ジャーナリストフリーアナウンサーいるま野農業協同組合代表理事組合長02農林水産省大臣官房審議官勝野美江いるま野農業協同組合代表理事組合長亀田康好農ジャーナリストフリーアナウンサー小谷あゆみ勝野美江小谷あゆみ亀田康好「有識者に問う農業の現状と今後の取り組み」××
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