JAいるま野 広報誌 2024.09|No.339
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埼玉県農業大学校学生募集ホウレンソウべと病は、毎年発生が確認されています。発生後では防除が難しいため、以下の点に注意して発病を未然に防ぎましょう。葉の表面に境目が不明瞭な淡黄色~淡緑色の不整形な病斑が、葉の裏には灰色でビロード状のカビが見られます(図1、2参照)。べと病は、主に被害株や前作の発病残渣が伝染源となり、感染・発病します。べと病菌には、病原性の異なる種類(レース)があります。新しいレースが次々と出現するため、それまで抵抗性を持つ品種でも発病する事例が認められています。べと病菌は平均気温が8~18℃で湿度が高いと多発します。冷涼な春や秋に降雨や曇天が続くと発生しやすく、多湿となりやすいトンネル栽培でも発生がみられます。また、密植や多肥栽培による軟弱な生育で発病が多くなります。耕種的な防除対策と薬剤防除が重要です。(1)耕種的防除ア 発生圃ほう場では、収穫残渣を圃場外に持ち出し処分します。イ 品種のレース抵抗性を考慮して、品種を選びましょう。ウ 多湿条件を回避するため、トンネル栽培では換気を心掛けましょう。エ 厚播きや多肥を避けます。オ 発病が見られたら、直ちに発病株を抜取り処分します。(2)薬剤防除発病の恐れがある場合には、は種          ー-          散布しましょう。(表1)前に粒剤を施用し、生育期には予防レース抵抗性のみに頼ることなく、発病前に予防散布することが重要です。1 べと病の症状2 べと病の特徴3 発生しやすい条件4 防除方法【試験日程】●推薦入試 出願期間 ●一般入試2年課程 出願期間 1年課程 出願期間 【問い合わせ先】令和6年10月29日令和6年11月28日令和7年1月9日じょlg.jp/soshiki/b0921/https://itama.埼玉県農業大学校では、令和7年度入学生を募集します。同校では、農業及び関連産業の担い手としての実践力を養うため、生産から経営、流通等の一貫した学習を行います。各種資格・免許取得の機会があります。通学困難な方は寮に入ることも可能です。願書や募集案内は、川越農林振興センターや各市町農政担当課のほか、埼玉県ホームページからも入手が可能です。埼玉県農業大学校☎048(501)6845川越農林振興センター農業支援部     ☎049(242)1804www新規就農・法人化担当.pref.sa07使用時期(収穫前日数)は種前1000~2000倍3日前日使用量希釈倍数使用回数9kg/10a1回2000倍3回以内1000倍2回以内FRACコード11,4M0121U17表1 ホウレンソウべと病農薬例 (令和6年7月1日現在)農薬の名称ユニフォーム粒剤クプロシールド※「野菜類」で登録ありランマンフロアブルピシロックフロアブル農薬を使用する際は必ずラベルを確認し、農薬の飛散防止に努め、使用履歴を記録しましょう。図1 葉表図2 葉裏【本ページに関する問い合わせ】埼玉県川越農林振興センター 農業支援部 ☎049-242-180412月10日~20日11月1日~10日10月1日~10日ホウレンソウべと病について

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