JAいるま野 広報誌 2024.07|No.337
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ヨードカリ反応完全に展開している上から3枚目の葉鞘を丁寧にむき、手で揉むか木づちでたたいて組織をつぶします。ヨードカリ液に入れて染色し、葉鞘1 施用時期の目安2 穂肥の施用量について3 穂肥診断をしましょう幼穂長水稲の穂肥は、籾の充実を促進するために行うもので、タイミングと、施用量が重要です。 次のことを参考に、適期・適量の施用をお願いします。幼穂長の測定適切な時期に穂肥を行うために、幼穂の長さを測定します。生育が中ちう庸な3株を選び、1株から草丈の長い2,3本の茎を株元から引き抜きます。根元から葉の方向へ、よく切れるカッターで葉身の真ん中を切り裂きます。幼穂の長さを計測します。(下図参照)幼穂の長さが、「コシヒカリ」では10~15㎜、「彩のきずな」では1~2㎜の頃が穂肥を与えるタイミングになります。(下表参照)ゅうよ幼穂長は気温によって変動しやすいので、こまめに計測し、施用時期が遅れないようにしましょう。の染色割合を確認します。葉鞘全体の長さに対し、ヨードカリ液で染まった長さ(染色率)をパーセントで計算します。ヨードカリ反応と葉色から施用量を決定します。(左表参照)季節予報によると今夏も高温になるとの予想がされております。充実した実りのために、ぜひ穂肥診断を行ってみてください。なお、各地区で穂肥講習会を開催しますので、ご参加ください。07【本ページに関する問い合わせ】埼玉県川越農林振興センター 農業支援部 ☎049-242-1804タテ割りした茎             品  種コシヒカリ等彩のきずな彩のかがやき品  種コシヒカリ等彩のきずな彩のかがやき出穂時期幼穂長出穂20日前10~15㎜出穂25日前1~2㎜葉  色染色率(%)4.0503.555603.065504.5554.0603.560葉色3.5~4.03.5~4.0窒素施用量(㎏/10a)1.2~1.51.5~1.71.6~1.81.6~2.21.8~2.52.0~2.22.2~2.72.7~3.2水稲の穂肥施用について

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