JAいるま野 広報誌 2024.06|No.336
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なおあき狭山茶の新芽を手摘みする関係者さやまかおりの初摘みをする髙野さん新茶を丁寧に手摘みする吉野さん(左から2番目)ら田植え作業に励む司さん 「狭山茶」の主産地、入間市で4月25日、露地栽培の新茶の茶摘みが始まりました。新芽を摘み取ったのは、同市で「平塚園」を経営する平塚尚さん。広さ約30㌃の茶畑では、平塚さんとともに近所の主婦ら約25人が新芽約120㌔を手で摘み取りました。新芽は、4月からの温暖な気候と適度の雨量のおかげで生育は順調。例年通りの摘み取りとなりました。 一番茶は同園工場にて加工され、4月下旬から店頭に並び、100㌘あたり2~3000円で販売される他、通信販売もされる予定です。 平塚さんは「大地の栄養をふんだんに蓄えた新茶の豊かな味と香りを楽しんでもらいたい」と話しました。 JA管内で4月上旬から、ビニールハウスで栽培した新茶の初摘みが始まりました。 4月10日、入間市の髙野茶実夫さんは、近隣の茶農家らと協力し、約330平方㍍のハウスで、「さやまかおり」の新芽約150㌔を刈り取りました。髙野さんは「寒気の影響で栽培するのが大変だったが、今年も無事に新茶の時期を迎えることができた。消費者の方には、新茶の味と香りを楽しんでもらいたい」と笑顔で話しました。 4月15日、日高市の「狭山茶 吉野園」では、家族らが協力し、早生品種「山の息吹」の新芽を一つ一つ丁寧に手で摘み取りました。今年の収穫量は約200㌔を見込んでいます。同園の吉野道隆さんは「今年の茶葉は天候にも恵まれて味、香りともに自信がある。新茶を多くの方に味わっていただけるように今後も努めていきたい」と話しました。 初摘みした一番茶は、各茶園の自宅店舗や通信販売などでも販売しています。吾 極早生品種「五百川」の田植えが4月15日、川越市内で始まりました。今年度は、同市と富士見市の生産者8人が約11㌶の面積で栽培し、約50㌧の収量を見込んでいます。五百川は、「コシヒカリ」の突然変異を系統育種したもので、収穫期が1カ月ほど早く、さっぱりとした食味が特徴です。 同市の金子司さんと父の昌弘さんは、13㌢ほど生育した苗を約1.7㌶の水田に植え付けました。司さんは「収穫期に向けて水の管理を徹底し、消費者の方に美味しい新米を届けたい」と話しました。収穫した米はJA川越カントリーエレベーターで乾燥調製後、8月中旬には新米としてJA農産物直売所などで販売する予定です。10時期到来!「狭山新茶」露地で摘み取り極早生品種「五百川」田植えスタートJAirumano News新茶のシーズン到来!ハウス栽培新茶初摘み

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